goo blog サービス終了のお知らせ 

かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

ピアノの音色で心のお洗濯

2012年02月14日 23時25分22秒 | みゆみゆとの生活
BS朝日で、ピアニスト辻井伸行のトルコ公演を放送していたので、録画して夫と二人で見た。

トルコ人ピアニスト、ファジル・サイが企画した音楽祭に、招かれた、というものでした。

途中、辻井くんがトルコの街中で民族楽器に触れたり、現地の学校を訪れたり、リハーサル場面や練習場面など、とても興味深く見ました。
全盲で楽譜も見えないのに、あれだけの難曲が一音残らず頭に入っており、繊細な表現ができるというのは、驚異です。
でもそんなことを全部忘れてしまうほど、演奏が美しくて。
特に本人作曲の曲はアルファー波が強すぎました。(つまりテレビ見ながら寝てしまった。)
キラキラと水面が光るような、透明な演奏で、空に吸い込まれるような気持ちでした。

番組にはファジル・サイの演奏場面もあり、これは瞬きも忘れるほど釘付けで、寝るどころではありませんでした。
圧倒的な迫力。
天才奇才、ファジル・サイ。
日本公演の時のコピーですが、こうとしか表現の仕様がありません。。
サイの演奏は、夫と二人でコンサートを聴きに行ったことがあります。
しかも最前列で。
サイさん、ずっと歌いながらピアノ弾いておられました。
私は目がかなり合った気がして、魔法にかかった感じでした。なんだか、悪魔っぽい、強烈な個性のある人でした。
旦那は、あのずっと歌ってるのに閉口したみたいだけど、私はまた行ってみたい。
もちろん、伸くんと佐渡裕のラフマニノフも行きたいし。

クラシック音楽、心の洗濯に最適です。
演奏会はなかなか行けないから、
テレビにいいスピーカーつけたいなーと思いました。
贅沢かな?

体験入学会

2012年02月14日 20時48分59秒 | みゆみゆとの生活
昨日の、新1年生体験入学会は、なんとか無事終わりました。
子供は現1年生の教室で一緒に遊んでもらい、親はその間に体育館で説明を聞く、というもの。

行ってすぐ、教頭先生に、「みんなと一緒に最後まで教室にはいられないと思います。どうしても対応が無理ということでしたら連れて帰りますので呼んでください。」話すと、
「あ、わかりました。では担当者に伝えておきます。」

それからそうちゃんのグループの先生に、「先生、この子が教室から出ていったら、付いてくれますか?」と一から説明をはじめた教頭先生。。
驚きました。
引率の先生、そうちゃんの名前すら知らなかった;
私が教頭先生に話し掛けなければどうなってたんだろ。
ほんとに、完全ノーマークだったみたい。おそろしや。。

結局は、すぐに教室を抜け出し保健室に走って行ったらしいそうちゃん。
保健の先生が、ほとんどの時間を相手してくれたみたい。
ありがたいです。

みゆみゆが入学当初、身体が弱かったので、私も保健の先生と面識があり、いろいろお話することができました。
保健の先生が二人とも、「そうちゃん」と呼んで可愛がって下さって、不思議に思ったのですが、どうやら「保健係」のみゆみゆが、名前を売っておいてくれたよう。
「弟のそうちゃんが、4月に入学するからよろしくー」って、保健の先生や特別支援学級の先生に言って回ってくれているらしい。
頼りになるわ、みゆみゆ。

同じ保育園の子も、前の保育園の子も、既に入学している小学生達からも、
「そうちゃーん!」
と声をかけてもらい、ちょっとした人気者の、そうちゃんなのでした。

でも、きっと昨日の様子だと、学校側はそうちゃんの元気さにびっくりしたことでしょう。
少しでも先生同士で、そうちゃんのこと、話してくれていると嬉しいな、と思った、体験入学でした。