「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

「入院233日目(みゆ退院②)」

2005-10-29 | 入院生活
朝、9時半に病院に向いました。
退院の荷物もあるので、私の妹も一緒に行きました。

病棟に着くと、みゆは、ずっとドアの前待っていたようで、
「ママが来たよ!退院だ!」と大騒ぎしていて、
看護師さんに、ドアの早く開けるように、催促していました。

病室は、みゆの脱きっぱなしのパジャマは散乱していました。
荷物を袋に詰め込んで、壁に貼ってるカレンダーや
以前、イクミちゃんが書いてくれたみゆに似顔絵を丁寧に外しました。
私と妹が片付けをしていると、廊下でみゆが患者さんと話しをしています。
みゆがいろいろお世話になった方も多く、
一人づつお部屋に行ってお礼を言いました。
皆さん、みゆの退院をとても喜んでくれました。
私は、どんどん、涙が溢れてきました。
いろんな場面が思い出されて、感謝の気持ちと、その時の辛かったみゆを
思い出してしまうのです。
悪戯をして、叱られた事も沢山ありました。
そんなみゆですが、みんなが

「おめでとう。みゆちゃん、良かったね。学校頑張ったね」

そう言ってくれます。中には

「みゆちゃんいなくなると淋しくなるよ。私、これから誰と話ししたらいいの?」

そう言った人もいました。そんな言葉にとても切なくもなります。

7ヶ月、朝・晩毎日病院に通ってると、みゆ以上に私が仲良しになりました。
何気ない日常会話でしたが、みんな誰かと話しをしたがっていました。
また、昨日までニコニコ調子が良かった人が急に今日は機嫌が悪い・・・。
そんな事も感じる事が来ました。
そんな時は、あまり関わりも持たないで、話し掛けもしません。

心の病んでる人達は、皆さんとても優しい人ばかりです。
みゆはそんな患者さんの中で233日間、生活させて頂いて感謝の気持ちで一杯です。

みゆは、お友達何人からお手紙を貰ったようです。
皆さん、早く退院できる事を強く望んでいます。
私はそんな子供達に、『4つ葉のクローバー付きカレンダー』をあげました。
早く元気になって退院できるように・・・と願いを込めて。

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