「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

「障害者サークルへの参加」②

2006-11-07 | サークル活動
日曜は、とても清清しい気持ちのいい一日でした。
お日様でポカポカ暖かかったです。

サークルの代表者の方へ、事前に電話を入れました。
300円で、お昼も提供してるようで、せっかくなので、学生も一緒に頂く事にしました。

みゆは少し、緊張している様子です。
初めて行くお宅だし、まして、他の障害者の方がいると思います。

車で大学生を迎えに行って、学生が車に乗りこんだ途端、みゆが大人しくなりました。

「みゆちゃん、今日は静かだね。緊張してるのかな?」

そう、学生がみゆに声を掛けました。

「はい。少し緊張しています」

そんな会話をしながら、目的地に着きました。

とても大きな家と、大きなお庭のお宅です。
庭には、立派な、工房がありました。

お部屋に通されて、代表者の方と挨拶をして・・・・。
60代の女性の方です。
福よかで、ニコニコしていて、優しい目をしています。
話す言葉も丁寧で、みゆの主治医に似ていました。

先週のオープニングセレモニーの様子のビデオが流れていました。
それを見ながら、今までの作品を手にして・・・・。

「ハンデのある人は、とても感性がいいのよ。だから、いい作品が出来たりしますね。」

本当に、何ともいえない、心がホッとするような
素敵な作品がそこにはありました。

みゆの病気の経緯など簡単に話しをしました。
学生は、きっと初めて聞く話だったと思います。
熱心に聞いてもらって、少しでもみゆの事を理解して欲しいと思いました。

チワワを連れて来てる方がいて、みゆは一緒に庭でチワワと遊んでいました。

庭の椅子に腰掛け、ぼーっとしてると、時間が止まったような気分になります。
学生が
「ここへ来るだけで、癒されるんだよね」
そう言っていましたが、ここの家・庭・人・・・・
すべて、優しい気持ちで癒されてしまいます。

私達の他に、代表者の方の息子さんお二人と、障害者の20代の男性の方
また、ご近所のおばさんがお二人・・・と、ここのご主人と。
総勢・11名でお昼を頂きました。

ここのお宅では、ご主人が食事の支度をすべてするようです。
凄い!
そして、出された食事は、味がシンプルで、とても美味しかったです。
ちゃんと、旬のもの(菊)も出されました。

私とみゆには、初めてお邪魔したお宅で、食事をする事が
きっと、初体験です。
ご飯がとても美味しく、みゆは完食しました。
みゆが完食するって、珍しいです。菊の酢の物は苦手で少し残してしまいましたが、
ご近所の方が食べてしまいました。

楽しい会話をしながら、とても美味しく食事をして・・・。
幸せですね。

健常者も、障害者も一緒のテーブルで食事をしました。
みゆは、動じる事もなく、とても冷静です。
至って、普通です。

この子には、
障害者を嫌う気持ち
障害者を軽蔑する気持ち
そんな汚れた心は全くありせん。
母としては、とても嬉しく、とても誇りに思えました。

また、みゆって・・・いい子(親バカですね)に思えました。

いよいよ、午後から、創作の時間です。

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