「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

教育ルネサンス「特別支援教育②」

2010-03-21 | 学校生活
3月17日・読売新聞の青森版「教育ルネサンス」のコーナーに
みゆの事が掲載されました。

実は、地元の各地の養護学校を取材して、その特徴や取り組みなど
数回にわたり、新聞で特集記事として掲載されていました。

みゆが取材を受けたのは、3月に入ってからです。
どんな取材内容だったのか、聞いてもあまり教えてくれず、
ただ、記者の方から名詞を頂いたのが、何より嬉しかったらしく、
大事に見せてくれました。

その記事が17日に載りました。

みゆの本名や病気の経緯が記事になってた事には正直驚きました。
どの文章を読んでも、嘘もなく、みゆが裸にされたようで
複雑な気持ちがしました。
本名の記載は断ったはずだったのですが・・・。

調理室で、クッキーを作ってるみゆと担当の先生の写真も載っていました。
横顔なので、はっきりわからない写真です。

記事の後半は、今の養護学校の現状の説明でした。
精神疾患の子供達の比率が増えているようです。
それに応じた、教職員の指導の難しさが書いてありました。

地元の精神科の先生が
「学校、医療機関、家庭、児童相談所が役割分担しながら連携し、
本人や家庭が社会から孤立しないように、細く長く支える事が大切」
との言葉に感動しました。

この取材の話があった時、
「みゆには、いろいろ経験して欲しいので、本人に聞いてよければお願いします」と、
私は教頭先生に言いました。

みゆに本名が載った事を話すと、
「少し恥ずかしい。でも、いいよ」と・・・。

みゆのこの記事を読んで、一人でも、みゆの姿に励まされたら
みゆが取材を受けて、活字になった事は無駄ではなかったと
そう、思いました。

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みゆの卒業式

2010-03-14 | 学校生活
3月10日・・・4年5ヶ月お世話になった、学校を卒業しました。

中学2年の11月から転入したこの学校「病弱虚弱養護学校」です。
同じ病気や、みゆよりもっと重い病気の子もいます。
そんな痛みを知った者同士で、本当に支えあってる仲間です。

今年の卒業生は、10名・・・当日の出席者は、5名でした。
それを送る在校生も、8名。
とても小さい卒業式でした。

校長先生が一人一人へ丁寧に卒業証書を渡します。
親にとって、何より嬉しく感激しました。

式の最中も、みゆが転入してた時の事や、高等部へ進学してからの事。
幸い病状の悪化はありませんでしたが、みゆも不満や悩みを抱えていました。
でも、どの場面でも、先生や友達の支えてで乗り越えてきました。

みゆは、よい学校で4年間過ごす事が出来て本当に幸せ者です。

みゆの仲良しの後輩が別れを悲しんで泣いてくれました。
とても嬉しかったです。
みゆをそんなに慕ってくれてた事に・・・・。

4月から、もう新しい生活がスタートします。
どんな未来が待ってるのか。

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淋しい気持ち・・・。

2010-03-06 | 学校生活
3月10日、みゆは5年通った養護学校を卒業します。

食あたりで、一週間学校を休んで、3月から元気に登校できました。
学校へ登校した月曜日、珍しく学校帰りに
私の妹宅へ立ち寄りました。

家に戻っても、ずっと不機嫌に私に対して、あたります。

これは、学校で何かあったな・・・・と、感じた私。

みゆが何か不安を抱えてる状況は見て分かります。

「みゆは、一人ぼっちになったみたいで、淋しいんだよね」

聞くと、一番仲良しだった子が他の子と仲良くしてるとか、
生徒会が終わって、先生方から頼まれてる仕事がなくなったとか、
学校では、卒業の準備で忙しいらしく、それも原因みたいです。

高3の卒業生は、みゆの他に2名・・・ほとんど学校へは来ていません。

こんな時、せめて、『淋しい気持ち』を分かりあえるクラスメートがいたら・・・。

私の身勝手な思いですが、そんな風に感じました。

卒業式が終わると、きっと短大への思いへ変化していくと思います。

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