「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

「薬の副作用?」②

2006-05-20 | 定期検診
今、お薬が28日間出てるので、
精神科への定期健診の日は、1ヶ月ぶりになります。

みゆは、とても、病院へ来るのを楽しみにしていました。
駐車場へ車を入れると、自分で車から飛び出して行きます。

みゆは自分が入院していた、7Fの病棟へ行くのが大好きなのです。
患者さんやスタッフさんに再会できる事を毎回楽しみにしています。

みゆが病棟へ行ってる間、私は待合室で呼ばれるのを待っています。

いつもは、1時間以上待つのですが、放課後で時間帯が良かったのか、
30分くらいで呼ばれました。

みゆを看護士さんに呼び出してもらって、私が先に主治医を話しをしました。

普段のみゆの様子や変化など。

最近、みゆは、私にチュをしたり、抱きついてきたり。
家の中ではいいのですが、人前などでしたり、
時々は、実家の祖父母にまで、チュをしてきます。
その点を聞いたところ

「赤ちゃん返りでは、ないけど、精神面が退化してるからね。」

そう言われました。

人前での行動は困ってしまうけど、家でみゆがそう求めたら、
してあげた方がいいみたいです。
大きな体で、そんな行動をしたら、祖父母でなくても、少し驚きます。
でも、

『退化してる=精神年齢が低くなってる』

そう思えば、納得です。
家では、たくさんみゆを抱きしめてあげようと思いました。

7Fの病棟から降りてきたみゆを見て、主治医は驚いていました。

「いつから?」

そう言って、みゆの歩行を無言で診ていました。

「お薬を変えてみますね。それで様子みましょう」

私が、整形へ診察が必要か聞いたところ、
必要はないと言われました。

みゆの歩行がおかしいのは、病気のせいなの?
そう、疑問が出てきました。

主治医は、学校でも生活をみゆにたずねていました。
普通に会話が出来たように思います。

薬剤師さんと、みゆは仲良しです。
優しいおばさんで、みゆの話をたくさん聞いてくれます。

「みゆちゃん、どうしちゃったの?歩き方おかしいよ!」

そう、言われました。
毎日見ている私より、1ヶ月ぶりに見た、薬剤師さんには、
驚きだったようです。

薬が処方されました。

今まで、顆粒だったものが、錠剤になりました。
一つ一つ、新しくなった薬の説明をされました。

「歩行がおかしくなったのは、薬の副作用もあるかもね」

そう、薬剤師さんから言われました。

今まで処方されてた薬より、何段階も弱くなったようです。
また、筋肉の硬直など、副作用が考えられる薬は出なくなりました。

新しい薬で、みゆの歩行が少しでも改善してくれたら
いいと、そう願うばかりです。

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「薬の副作用?」①

2006-05-18 | 定期検診
みゆは、4月に入った頃から、どんどん歩行が変になっています。

毎日迎えに行ってる私の妹が、廊下の向こうから歩いてくる
みゆの姿を見て、言葉を失ったくらいです。

背中は前屈していて、右のひざが少し曲がっていて、
O脚で、腕を大きく左右に振って、歩く度に、体が大きくぶれます。

まるで、進化の途中の人間のような、
腰の曲がってしまった、お年寄りのような・・・
そんな歩行なのです。

学校の先生方も、

「みゆさん、背中をちゃんと伸ばして歩こうね」

と、注意を促してくれています。

そうすると、ちゃんと背中を伸ばして、歩行もさほど、
おかしくはないのです。

そんなに、歩行がおかしいと、股関節のズレとか、
整形にでも、診てもらった方がいいのか?とも、考えますが、
体育は普通に受けてるし、バトミントンなどやっても、
敏速に動けてるようで、先生方も驚いています。

日に日に、悪くなってるみゆの歩行が心配で、
いつもの精神科の病院へ診てもらう事にしました。


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「母の日」

2006-05-15 | 休日
『母の日』に、みゆから1枚のはがきが届きました。

学校で書いたようで、

カーネーションの絵とみゆの似顔絵が描かれたはがきです。


「ママへ

いつもお仕事ご苦労様です。

家事や食事などありがとう。

これからもがんばってね。」



そう、メッセージが書かれていました。

似顔絵は、担任の先生が書いてくれたようで、
凄くみゆに似ていました。

みゆから、病気になって2通目のお便りになります。

1通目は、入院していて、仕事の出張でどうしても
病院へ行けなかった時、入院仲間の高校生のお姉ちゃんから貰った便箋で
書かれたお手紙・・・。

まだ、字を書ける状態でなかったのですが、
みゆは一生懸命書いたくれたようで、見て涙が出てしまいました。

どちらのお便りも、私には大事な宝物です。

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「サークルへ参加」

2006-05-14 | 学校生活
みゆは先週から医療系大学のサークルへ参加しています。

サークルはボランティアサークルで、
趣旨は、『障害を持った子供達と、楽しく遊ぶ事』だそうです。

カリキュラムも決まった事もなく、
自由に子供達の好きな事を好きなだけやらせてくれるみたいです。

毎週水曜・金曜16時から18時半までその活動があり、
みゆは、先週から二回参加しています。

みゆは、まず、宿題を一緒にやったようです。
中3の宿題は、私には、とても難しく、手助けも出来ないので、
大学生のお姉さん達に、教えてもらって宿題をやってくれる事は
とても助かります。

その後、運動です。
みゆの得意のバトミントンをやったようです。

みゆは最近、歩行がおかしくなってしまいました。
運動には、支障が全くないのですが、体を前方に傾けて、
足はO脚にまがり、歩くと左右に揺れます。

そんなみゆでも、バトミントンの腕は凄いらしく、大学生は驚いていました。

「みゆさん、とてもバトミントン上手ですよ。私達負けました」と。

みゆは、若くでキレイな女の人に憧れを持っています。
そんなお姉さんが大好きです。
一人っ子のみゆには、サークルへ参加する事はとてもいい時間が持てるようで、
ありがたく思えています。

リーダーの大学生とも、メールであれこれ連絡を取り合っています。
みゆの病気について、詳しくお伝えするべきかと迷っていましたが、

「私達は基本的に、みゆさんと楽しく遊びたいと思っています。
病気について、詳細にお聞きすることはありません。
何か気をつける事があったり、体調の変化・病状の変化などありましたら
ご連絡下さい。」

みゆの病名は伝えました。
医療系の大学なので、詳細について、欲しいデータはあるとは思います。

サークルが終わった後、玄関までみゆを送ってくれます。
今日の活動について、ご報告してくれます。
また、私達の車が出て、見えなくなるまで、ずっと玄関で手を振って
見送ってくれます。
私は車を止めて、何度も何度も頭を下げます。

とてもありがたく、みゆには、また大事な経験になりそうです。

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「GW・ママとお出かけ」

2006-05-08 | 休日
5月4日に、私とお出かけしました。

私の仕事の関係でGWの祝日も仕事はあります。
4日は、お休みを頂けたので、みゆと映画とカラオケに行きました。

『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』

解説: イギリスの児童書「ふしぎなマチルダばあや」を、『ウェイクアップ! ネッド』の新鋭、カーク・ジョーンズ監督が手がけた魅力的で上質なファンタジー映画。主人公のナニー・マクフィーをユーモアたっぷりに演じるのは、本作で脚本も担当する『いつか晴れた日に』の才媛エマ・トンプソン。共演は『秘密のかけら』のコリン・ファース。笑いとロマンス、そして教訓ありの夢見る楽しさを思い出させてくれる秀作。(yahoo!ムービーより)

この映画は、公開前からみゆがずっと見たかった映画です。
なかなかいい映画でした。
みゆは、途中少し泣いていたみたいです。
はちゃめちゃな子供達ですが、優しい心を学んで、最後は、心温まる映画でした。

『カラオケ』は二時間!

歌いまくってきましたよ。
みゆは、本当に歌が大好きです。
みゆに負けまいと、私もいっぱい歌ってきました。

みゆの大好きな映画と、カラオケ・・・・。
みゆは大満足な1日だったようです。

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「GW・参観日」

2006-05-01 | 学校生活
4月29日に参観日がありました。

祝日に参観日だったので、ご両親が大勢参加していました。

中3は、みゆの他に、女子一人、男子一人の三人です。
今日は体調が優れないようで、男子が一人欠席していました。

みゆは4月に担任が変わりました。
新しい担任は、理科の先生です。

教室も2Fから1Fへ変わっていました。
以前より、小さい教室ですが、日当たりがよく、いい教室です。

今日の授業は、理科の実験でした。
『露点』の実験でした。

先生と生徒二人の実験・・・なかなか大変なようでしたが、
子供達は、とても楽しげでした。

みゆは少し落ち着きのない様子です。
足を貧乏ゆすりのように、動かしています。
先生の質問にも、とても早口で答えています。
ノートもとても粗末です。

気持ちは少しあせってるように感じました。
黒板をノートに取るのも、充分時間があるのに・・・
ゆっくり書き取るように、先生に注意を受けていました。

久々に、みゆの授業をする姿を見たように思います。

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