「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

「メリー★クリスマス」

2006-12-24 | 休日
今日は、クリスマスイブでした。

今年は、実家の父を囲んで、妹家族も一緒にクリスマス会をやりました。
父と、子供達はケーキを作ったり、テーブルに並んだご馳走や、
プレゼント交換で、とても楽しい時間を過ごしました。


クリスマスと言えば・・・思い出す事があります。

みゆは、小学生までサンタさんの存在を信じていた子でした。
まだ幼稚園の頃でも、全くサンタさんの存在を信じてないお友達に

「クリスマスプレゼントは、ママがくれるんだよ」

と、言われて、悲しい顔でサンタの存在を聞かれた事がありました。

それぞれの家庭で、違うのですが、我が家では、

「みゆにとこには、毎年来てるよね?
サンタさんの手帳に○○ちゃんの住所がまだないのかもね?」

と、苦しい言い訳を言った事も・・・・。

また、みゆの望んだプレゼントでなかった時には

「隣の子と、きっと間違ったんだ!」と、みゆは思ってたようです。

でも、もうさすがに、小学生の高学年になる頃には、

「サンタは、やっぱりママとか?パパ?」

と、言われたので、今さら、

「サンタはいるよ!」

とは、どんな理屈やごまかしも聞かないので、

「もう、大きくなると、もらえないのよ」

と、言ってしまいました。

あれから、もう、数年たってるし、去年もサンタさんからのプレゼントは
なかったはずでしたが・・・・。

今朝、

「ママ、みゆにプレゼントがなかった・・・・」

「えっ!みゆはもう中学生だし、貰えないよ」

「だって、受験生だもん!くれてもいいじゃん!ケチ!」

「・・・・・?」

ちょっと、唖然!

これって、みゆの方が上手ですか?

私をからかってるのか????


私からは、少し早めに、DSを買ってあげました。
受験生にゲーム?と、実家の父からはクレームをつけられましたが、
今さら、親子で『脳トレ』にハマッています(笑)

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

「友達からの手紙」

2006-12-10 | 学校生活
先日の学校体験で、あるお友達からみゆは手紙を貰いました。

手紙の内容は、


『みゆが病気になった事を自分のせいで
その事を謝りたいけど、ずっと勇気がなかった事。
みゆが元気になって、学校で会える事が凄く嬉しい』と・・・。

その手紙をみゆに見せて貰いましたが、
本当に驚きました。

実際、みゆが入院する前までは、発病が少しずつあったと思います。
過去日記にも書いていますが、よく自宅でも、学校でも
泣いてしまう事がありました。

その当時は、情緒不安定なんだと、片付けてしまっていましたが、
今思うと、もう発病はしていたんだと思います。

その子はずっと自分を責めて、苦しんでいたんだと思うと、
とても切なく、可哀想で、申し訳ない気持ちで
涙が溢れてしました。

そんな風に思い悩んでた子がいたなんて・・・。
本当に検討もつきませんでした。

その子の手紙には、部活でのトラブルが書いてあり、
その時、みんなでみゆを強い口調で責めてしまった事で
みゆが病気になってしまったんだと・・・。

みゆはその手紙を読んで

「そんな事もあったかな。みゆ、忘れてしまったかも」

そう言っていました。
みゆの口から、部活でのトラブルは聞いた事がありませんでした。
その時は、みゆはもう、壊れていたので、
きっと、お友達の前で泣いたりしたのかも知れません。

みゆは、その子の事が大好きです。
1年から2年へクラス替えの時も、同じクラスになりたいと
そう言ってたくらいです。

高校の学校見学の時、その子を偶然みゆが見つけて、
みゆは声を掛けました。
その時の事を、とても嬉しかったようで、手紙にも書いてありました。

手紙の最後に

『私を許してください。みゆとはずっと友達だから。
ずっと仲良くして下さい。これからお手紙のやり取りしようね』

そう書かれていました。

みゆは早速返事を書きました。

自分を責めてた、そのお友達の誤解を解く為です。

今回、みゆが中学へ行けた事・・・。
みゆだけでなく、大勢のお友達の大きな意味になったとそう思いました。

突然学校から消えてしまったみゆです。
病気の事も伏せ、入院の事も伏せ・・・。
みんなに心配を掛けてしまいました。

でも、元気になったみゆをみんなが喜んで貰えました。

今、受験で忙しい時期ですが、もう一度くらいは
中学へお邪魔したいと、そう担任にはお願いしました。

中学での、体験学習の後から、みゆ自信、とても変わりました。
自信が持てたようです。

もう、コソコソするみゆではなくなりました。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

「ママに感謝?」

2006-12-05 | 休日
先月の勤労感謝の日に、みゆは『カレー』を作ってくれました。


最近学校の家庭科で、調理実習があるようで

「前に比べて、随分包丁の使い方がよくなったね。
        みゆさん、家でもやってるの?」

そう、家庭科の先生に褒められて、実は全く家でやってなかったので、
バツが悪いと、みゆは言っていました。

みゆが家で台所へ立つ時は・・・。
ウサギのディップのリンゴを切るくらいでした。

でも、家庭科の先生に褒められた後から、台所へ立つ回数が
増えました。

そんな時

「勤労感謝の日だし、ママにカレーを作ろうかな?みゆ出来るかな?」

そんな提案がみゆから出ました。

みゆが私にカレーを作ってくれるなんて・・・・。
初めての事です。

前日、買い物を一緒にしました。
家にある材料以外と、甘口のカレーのルーを買いました。

少し早めに台所に立って、包丁を上手く使って
材料を切っています。

切り方が分からないと、私に聞きますが、
どうにか、こうにか、上手に切れていました。
玉ねぎを切る時は、目に沁みるようで、鼻にティッシュをつめて
頑張っていました。
そんな姿が微笑ましくて、でも、笑えました。

フライパンで具材を炒めて、大きな鍋に移して・・・。
その時、手伝ってあげました。

玉ねぎを長く炒めると、甘くなる話をして、
でも、長く炒めた事で

「疲れた!手が痛い」と、言いましたが

「じゃ、やめる?ママがやるよ」そう言うと、

「いいや。やるよ」と、頑張っていました。


カレーは本当に美味しく出来ました。
サラダは私が作りました。

カレーをおかわりするって、今までなかったみゆですが、
やはり自分で作ってものは美味しかったようです。

こんな風に、またみゆと一緒に台所に立ちたいです。

楽しいカレー作りでした。

みゆに感謝だね・・・みゆ、ありがとう。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

「陶芸作り」

2006-12-01 | 学校生活
サークルでは、先日『陶芸』も体験する事が出来ました。

手つきのビアグラスを作りました。

皆さんが作り安い方法で、あらかじめ捏ねた粘土を
切って延ばして、くっつけて・・・。
また、壁に模様を入れたし・・・そんな作業でした。

みゆは学校でも、陶芸をやっています。
学校では、陶芸用の電気釜があります。
美術の時間に、よくお皿や花器を作っているようです。

10月に行われた『中文連』にみゆは学校を代表して
陶芸を出品しました。
プログラムにも、ちゃんとみゆの名前が記載されています。

「○○養護学校代表  中3・○○未優」

とても立派なプログラムに自分の名前が載ってた事を
少し誇らしげに喜んでいました。

その記載に対して学校側から、どうしますか?
と、聞かれました。
やはり、中には、氏名の記載を拒む方もいろんだと思いました。

我が家は、堂々と記載を了解しました。

ある意味、前の中学だと、ない話です。
人数の少ない学校だからでしょうが、でも、嬉しい事です。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ