「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

「定期検診日①」

2005-11-12 | 定期検診
退院してから、もう二週間たったのかな?
早いものです。

みゆの病院に来るのも、懐かしさを感じるくらい時間がたったみたいに。
入院中は、毎日朝・晩、病院に足を運んでいたので、
病院に来るのには、何も抵抗もなく、見慣れた風景です。

二週間ぶりなので、もう、紅葉してた木々が半分は落ちていました。
病院から見える山には、うっすら白い雪が・・・。

今日は、『定期健診』と、インフルエンザの予防接種をお願いに来ました。

受け付けで、インフルエンザの事をお願いすると・・・。
困ったような、受付の方の顔。
説明によると、ここでは出来ないと言うのです。
内科・小児科も併設されてる病院なのですが、少しガッカリです。
私もお願いしたかったのですが・・・。

同じくらいの中学生の女の子が父親と来ていました。
目は伏目がちで、頭をもたれています・・・。
父親の話し掛けには、全く無視。
イラついています。
その子の前を、高校生くらいの男の子が大きな声で歌を歌っています。
精神病院だし、そんな風景には何も動じる事もなく、
みゆは気にする事もなく、MP3で音楽を聴いていました。
その子には、許しがたい事だったのか

「ウザい!お前みたいなヤツは、死ね!」と吐き捨てるように言いました。

その言葉は、当然隣にいる父親のも、少し離れた私にも聞こえたのです。
父親は何も言いませんでした。
私には、とても切なく、悲しい言葉です。

実は、最近みゆは、暴言を言います。
私が仕事の時間は、私の実家で過ごしていますが、そこで祖父母に対して、
暴言を言うのです。祖父母もある程度は我慢していたようですが、
先日、祖父がみゆの暴言を強く叱ったのです。
当然、悪いのは、みゆなので、私も祖父に謝罪したし、みゆにも悪い事だと
諭しました。
みゆの甘えもありますが、わがままにはなっています。

「病人なんだから・・・と、目をつぶれる事と、悪い事を教える事も大事だ」
と、祖父は言いました。


朝8時半には病院に着きましたが、
土曜だし、とても混んでいました。

みゆは、待ち時間に7Fの病棟に訪問に行きました。
私は、みゆの名前が呼ばれては大変なので、行きませんでした。
みゆは、ちゃんと病棟の受付で名前を記入して、中に入ったようです。

みゆを見て、看護師さん達は
「学校はどう?元気にしてたかな?」といろいろ質問してきたみたいです。
他の患者さん達とも話しをしてきて、みゆは楽しげでした。

みゆの検診が始まったのは、もう昼近くになっていました。
主治医は
「学校、楽しいかい?不安はないかい?」とみゆに聞いていました。
みゆは、学校が楽しい事や、学校の先生が優しい事なと、話しをしていました。

主治医からは、会話もはっきりしているし、とても落ち着いてるので、
薬を3回から2回に減らす事を告げられました。
また、眠剤は退院後、全く飲んでいないので、もう出さない事になりました。

薬の量が減ってるのは、みゆの病状がいいからです。
とても嬉しかったです。


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