「ガラスの心」・・・統合失調症

13歳で統合失調に発病した、現在23歳の娘の闘病日記。母の目線で更新中(since 2005/3/8)

「主治医の判断」②

2006-11-03 | 定期検診
みゆを診察室から出して、主治医と私の二人で話しをしました。

『病名の告知』についてです。

実は、最近、よくみゆの口から

「障害者」

と、言う言葉が出てきます。

自分の意識の中で、自分もそうなんだ!と、思う気持ちがあるんだと思います。

もう、みゆも15歳です。

以前は、不安定で、とても病名を告げても、理解出来ないとの判断で
病名の告知はしていませんでした。
今は、とても安定してるし、もう来年には高校生になります。

どのタイミングで告げるべきなのか、私だけの判断では無理です。
私が悩んでる事など、主治医に話してみました。

「特別な形で、正式に病名を告知するのは、やめて方がいいと思いますよ。
なんとなく、そうなの?とか、何かの機会に、似たような病気の人と関わったり、
インターネットなどで、病名等、知る事になるかも知れません。
そんな自然な形で、自分の病気を知る事の方がみゆちゃんにはいいのでは、
と、そう判断しますよ。本人のその時々の一番ベストなタイミングで話を出来たら
いいとは思いますが・・・。いろんな意味でショックを受ける事にはなると思うので、
このまま・・・自然に接していきましょう。」

私の心に抱えていた不安が消えました。

去年の今頃・・・・10月29日に入院233日目に退院したのです。
あの時の懐かしい話にもなりました。

「みゆちゃんの場合、急激に発病したと思います。
でも、落ち着くのも、意外に早かったです。
この先、薬を飲まなかったり、また何かも強いストレスを感じてしまった時・・・。
また同じパターンで発病して、落ち着いて回復くれたらいいのですが、
次はどんなパターンでどうなるのか?その回復期間が長引くと、病状が悪い形で
安定してしまいます。それが怖いですね。
今は、こうしてお母さんやご家族の皆さんが
みゆちゃんを支えているので、本当にいい形でよくなっていってます。」

そう言って頂いて、とても気持ちが安心しました。
主治医の先生と話ていると、母親のような温かさを感じて、とても、
ゆったり優しい気持ちになります。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ





最新の画像もっと見る

コメントを投稿