5月15日。
本土に復帰出来ると喜んだ日。

ワタクシ、沖縄が日本に返還された時のことを思い出せる年代です。
その頃はまだ小学生だったから、詳細なことなど何もわかりませんがね。
車は左ハンドルで右側通行。
沖縄に行くにはパスポートも必要か…、そんな言葉が冗談ともホントとも取れちゃう時代。

暖かな南の島。
ただただ憧れの地でしか無かったけど、6年前にお邪魔したことがありました。
いい景色や美味いものも多かったですが、沖縄本島の最南端喜屋武岬、ひめゆり平和祈念資料館、平和祈念公園なども見て歩きました。
どこまでも広がる青空。
気温は高く、でも吹く風は心地良い…。

美しい風景の中に立ち、いろいろと考えさせられることもありました。
戦争の傷跡の大きさは重苦しい気持ちとなって心に残ります。

ウクライナとロシアの戦いは、無差別に手当たり次第で攻撃が繰り返され、命が消えて行く状況。
武力の集まる場所ってものは、常に攻撃の対象になりやすいのです。

それはもう今回の戦争で嫌と言うほど目にすることになりましたから。

この島に住む全員が軍人なら問題無いのでしょうね。
普通に暮らす人たちも、命を預けた運命共同体。
「民間人もいるんだから…。」
でもね、戦争地域にはそんなもの通用しないってことがわかりました。

何ごとも形から入る。
中身はその後。
いつになるのかは不明です。

これからの歩みを、これからの一歩へ。
そのキャッチにはどんな意味が込められているのでしょう。

大きな節目を迎えたのは島民の皆さんであって、国じゃない。
国民全体の彼岸が達成された記念すべき日だと記されてますがね。
どんな悲願がそこにあるのだろう。