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Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

BF40A4 PTT修理

2010-11-15 11:08:05 | 修理

皆様、ご機嫌いかがでしょうか?

今朝、電話を見てびっくり!常連のWさまより電話の着信が5回も・・・

昨日は休みで、携帯電話は充電器に差し込んだまま放置していまして・・・

電話を掛けると、昨日友人のボートの船外機がチルトアップしたまま下がらなくなり

漂流していたので、対処方法を聞きたかったようで・・・役立たずですいません。

友人は最近、〇〇オークションでボートを購入したとのことで、

頼る人がいなかったとの事で・・・

ご友人は通りかかったボートに近所の漁港まで曳航してもらい、

そこで合流したWさまと応急処置をして自分のマリーナまで帰ってきたとの事。

帰着が22:00だったようで・・・お気の毒です。

ちなみにこのボートのエンジンは、たまたまですがHONDA以外でした。

さて、今回の原因であったPTT(パワートリム&チルト)ですが、よくメンテナンスを

しておかないと、トラブルになることがあります。

私のところにもちょうど、BF40A4が修理で入っております。

Ptt

今回は、PTTを動かすと海面に油膜が広がるとの事で・・・

PTTボディーとオイルタンクの間からオイルが噴出します。

なにやら流木をはねたあと、症状が出るようになったとの事で・・・

Ptt2

分解すると、中には水やら、汚れやら・・・中を清掃し、オイル漏れを止めて

・・・何とかなりそうです。重症ではありませんでした。

このPTTの中にはATF(オートマチックトランスミッションフルード)

が入っています。自動車の「オートマオイル」です。

このオイルが減ると、PTTの作動が悪くなり、水などが入ると、中の金属が

磨耗したりして・・・壊れます。ハイ。

修理は結構、専用工具が必要ですので、個人では難しいかも・・・

でも、オイルの補充は簡単ですので、オイルタンクのキャップを開けて、

先のとがったボトルなどで注入するだけです。

入れても、すぐに出てくるようなら満タンですのでOKです。

係留では海に浸かっている部分なので、アノードやアースの

ワイヤーコードの管理をしっかりしてください。

モーターで動かすので、当然電気を帯びますから、電蝕には要注意!

以前にもアノードの管理不足で穴があいたPTTをご紹介しましたが、

アッセンブリーで結構高いです。

あるメーカーでは、少し古いタイプで50万とか・・・ひえぇ~

意外と軽く扱われがちなPTT、いたわってあげてください。

でも〇〇オークションでのボート購入の個人売買、

結果論かも知れまっせんが、あまり良い話を聞いたことが無いです・・・

私は・・・・


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