皆様、ご機嫌いかがでしょうか?
今朝、電話を見てびっくり!常連のWさまより電話の着信が5回も・・・
昨日は休みで、携帯電話は充電器に差し込んだまま放置していまして・・・
電話を掛けると、昨日友人のボートの船外機がチルトアップしたまま下がらなくなり
漂流していたので、対処方法を聞きたかったようで・・・役立たずですいません。
友人は最近、〇〇オークションでボートを購入したとのことで、
頼る人がいなかったとの事で・・・
ご友人は通りかかったボートに近所の漁港まで曳航してもらい、
そこで合流したWさまと応急処置をして自分のマリーナまで帰ってきたとの事。
帰着が22:00だったようで・・・お気の毒です。
ちなみにこのボートのエンジンは、たまたまですがHONDA以外でした。
さて、今回の原因であったPTT(パワートリム&チルト)ですが、よくメンテナンスを
しておかないと、トラブルになることがあります。
私のところにもちょうど、BF40A4が修理で入っております。
今回は、PTTを動かすと海面に油膜が広がるとの事で・・・
PTTボディーとオイルタンクの間からオイルが噴出します。
なにやら流木をはねたあと、症状が出るようになったとの事で・・・
分解すると、中には水やら、汚れやら・・・中を清掃し、オイル漏れを止めて
・・・何とかなりそうです。重症ではありませんでした。
このPTTの中にはATF(オートマチックトランスミッションフルード)
が入っています。自動車の「オートマオイル」です。
このオイルが減ると、PTTの作動が悪くなり、水などが入ると、中の金属が
磨耗したりして・・・壊れます。ハイ。
修理は結構、専用工具が必要ですので、個人では難しいかも・・・
でも、オイルの補充は簡単ですので、オイルタンクのキャップを開けて、
先のとがったボトルなどで注入するだけです。
入れても、すぐに出てくるようなら満タンですのでOKです。
係留では海に浸かっている部分なので、アノードやアースの
ワイヤーコードの管理をしっかりしてください。
モーターで動かすので、当然電気を帯びますから、電蝕には要注意!
以前にもアノードの管理不足で穴があいたPTTをご紹介しましたが、
アッセンブリーで結構高いです。
あるメーカーでは、少し古いタイプで50万とか・・・ひえぇ~
意外と軽く扱われがちなPTT、いたわってあげてください。
でも〇〇オークションでのボート購入の個人売買、
結果論かも知れまっせんが、あまり良い話を聞いたことが無いです・・・
私は・・・・