Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

BF2DK2のセットアップ!?と最近はLEDライトの注文が多いのです!

2012-05-21 18:45:39 | インポート

みなさま、ご機嫌はいかがでしょうか?

本日の天体ショーは、ご覧になられましたでしょうか?

遮光物を通して観察していると、ちょうどいい具合にうす雲が・・・

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掛かってくれたので、裸眼でも見ることも出来ました。

昔、ヨットの試合で沖縄に行ったとき、ちょうど「皆既日食」であったのを

思い出しました。

レース委員会も、どれぐらい暗くなるかわからないので、マーク(ブイ)に

発光電灯をつけたり・・・・

そのときは9月でしたが、その瞬間、薄暗くなったのを覚えています。

懐かしい思い出です。

今回もほんの少し暗くなり、涼しくなったような???

さて昨年より、ボートのデッキライト、作業灯、集魚灯用にと、

「LEDライト」の注文が増えてきました。

先日のシーバスボートのK様もLEDデッキライトを2つ取付されましたが、

今週も、K様のWF-26に集魚灯とアフトデッキライトの取り付け予定です。

(部品の入荷が遅れていて、少し予定がずれていますが・・・・・K様スイマセン・・・)

現地に行ってから「ああっ、不良品だ・・」とメーカーに文句を言っても、

お客様に迷惑が掛かるのは同じですから、事前にテストしてから持っていくのが

プロであると、諸先輩方からの教えを実践します・・・

まずは、LED8球のアフトデッキ用のライトから・・・・

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まともに見ると、これでも結構まぶしいです。

お次は集魚灯に使う20球の方を・・・

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これは・・・おおっ・・・まともに見れません。

LEDライトは消費電力が低く、熱を持ちにくいので、ボートの明かりと

しては最高です。

しかも長寿命です。

今回も、リガーマリンさんのサブバッテリーチャージャーの実績あるシステム

も盛り込んで、取り付けます。

さて、あまり広告もしていない私の工場に、BF2Dの商談でご来店が増えていまして

・・・・・有難うございます。

で、今度はBF2Dの「お渡し前のセッティング」のご紹介をさせていただきます。

(以前の繰り返しになる内容もありますが・・・)

まず、納品のエンジンの箱を開けると、3点セットが入っています。

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工具&取扱説明書、ミニボートの基礎知識、箱の横には保証が貼ってあります。

特に「保証書」は大切です。

この内容に沿って、万が一BF2Dに対する製造に起因する

不具合があった場合、無償で修理してもらうことが出来ます。

たまに、某ゴムボートがサービスでしている

「1回だけ無償で修理するサービス券」と混同されている方が来店されます。

船外機は、全てのメーカーで、ご自分で壊したものの修理は有償です。

クルマなどと同じです。

内容をよく読みましょう。

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特に、「保証できない事項」というところで、

「弊社が認めていない改造」に起因すると判定される不具合には、

「保証修理をいたしません」と書いてあります。

よく、ご来店時に「某社の2馬力の××の部品を交換してパワーアップ

してから売ってほしい」と言われますが、私は上記の理由で、新品時の

改造はしていません。百歩譲って1年後の保証を過ぎてから・・・

いえいえ、2馬力を超える改造は、「違法行為」です。

もし、私が2馬力以上に改造したことが原因でお客様が逮捕されたら、

私は犯罪をほう助したことになりますし、お怪我をされても同様です。

某地域で、海上保安庁の職員が知人のショップに来店し、「2馬力がパワーアップ

しているかどうか見分ける方法を教えてほしい」と来店されたとのこので、

後日、近くの漁港で、検挙された人が実際に出たとのことです。

例外として、免許をお持ちで、検査を受検されるなら、合法ですし、1年後なら・・・・

でもそこまでして、パワーアップします???

BF2DK2を箱から出したら、カバーを開けてエンジンオイルを入れます。

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エンジンオイルは、ファインダー(のぞき窓)の半分まで入れます。

約250ccですが、ファインダーをのぞきながら、入れてください。

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輸送中にプロペラに損傷が無かったか、シャーピンと割りピンは

問題ないか、チェックします。予備のピンが2本ずつエンジンの

「あごの下あたり」についています。

シャーピンが折れて、予備を使ったら、すぐに補充しましょう。

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試運転用のガソリンを入れたら、水槽に入れて試運転します。

暖気がおわっても、スロットルを戻すとエンジンが止まる場合、

「アイドルアジャストスクリュー」を調整してエンジンが止まらないように

調整します。

逆に、プロペラが回ってしまう場合も同様に、調整します。

ほとんどが工場で調整済みなのですが、稀に、工場が完璧な空調に

対して、現地との気温差など、調整が必要な場合があります。

お客様にお渡し前にチェックします。

エンジンを使ったら、仕舞う前にキャブレターのガソリンを抜いておきます。

まず、燃料コックを締めて・・・

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マイナスドライバーでキャブレターのドレンコックを数回緩めます。

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ガソリンが出てきたら、容器やウエスで受けます。

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あとは、実際のお引取り(納品)時に実際にエンジンをかけて

いただきます。

2馬力とあなどる無かれ・・・・

ご存知の通りリコイル(引っ張って)エンジンを掛けますが、

船外機がはじめての場合が多い2馬力です。

発電機、草刈り払い機なども始動したことが無い方も多く、

半分ぐらいのお客さんは、大変申し訳ありませんが、

少し「へっぴり腰」で、

2馬力という最小馬力の「ケッチン」に翻弄されそうになります。

私が目のまえで、「こうやって掛けてください」

とやると、すぐに、数回で習得されます。

お手本は大事なようです。

また、同じ仲間や先輩がおられて、同じ場所で降ろされる場合は、

みなさま、すでに多くのことをご存知の場合も多く、

心強いですね。

できれば、そういったお仲間での出航が理想ですね。

現地で声を掛け合って、仲間を増やしましょう!

ところで、冒頭の天体ショーですが、

見た人は「幸せ」になるとか、誰かが言ってました・・・

「あの、私、見たんですけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

宜しくお願いしま~す!!


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