ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

林檎色づく

2018-09-05 07:57:17 | 猫病気
早朝から地震、そして滝のような雨と落雷、
一旦晴れると、何という暑さ、34-22℃


初めて実った紅玉が色づいてきた…。





今年の長野の林檎畑を見たいな。


やいやいは、昨夜は強制給餌、今朝は輸液。




翼状針はクリップで止める。



自らケージに入るクロ








少し調子が出てきたやいやい。
代わりに弾いてもらいましょうw










病状は不可逆的であり、弱っていく生き物を看るのは辛い…。
どの動物に対しても、不可逆的な病気の場合、
治療している時に思うのは、今後どうしてあげるべきか?
(治癒する病気に対しては迷いはない、鬼の様に治療をするが。)
まあ脱水の補正はともあれ、強制給餌もどこで止めるかとかね。

猫を治療していると、学校で習ったフレーズが毎回ぐるぐる浮かぶ。
「ぐやぐやなんじをいかんせん」
それは『垓下の歌』(がいかのうた)だった。項羽と虞美人を思い出す。
何故か一瞬「長恨歌」と混乱。楊貴妃ではない。

虞兮虞兮柰若何
虞や虞や 若を奈何せん
それよりも虞よ、虞美人よ。そなたの事を一体どうすれば良いのか。







毎度「苦しんで欲しくない」以外の答なんて無いのだけどね。



暑さがまだまだ、早く食欲の秋になると良い。
過ごしやすい気候になったら、また体力が戻るかもしれないね。
そしたら、色々希望溢れる計画も立てるのだ。

人生とはそういう連綿とした繰り返しに思える。









【おまけ】
項羽と虞美人から京劇に思いをはせる、古い映画ですが、
さらば、わが愛/覇王別姫は面白かった。文化大革命が恐ろしすぎ。

霸王别姬精彩剪辑(日本版)
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6 コメント

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素敵ですね。 (tonnko)
2018-09-06 00:09:03
紅玉、美味しそうですね。
この頃は、紅玉をお店で見られませんので羨ましいです。
お宅に、リンゴの木があるのですね。本当に羨ましいです。

我が家は、柚子は家を建てて直ぐ植えましたが、果実はそれだけでした。
でも、独りになってからリコーダーのアンサンブルに参加させて戴き、そのメンバーの方からイチジクの苗を戴きま育てました。実をつけるようになりました。

今年は暑すぎて、実は付いたのですが殆どが駄目でしたけど、少し熟しましたので美味しく戴きました。


お誕生日ですが、父や母の命日にお参りするよりお誕生日の方が良いと思い、お誕生日にお参りに行っています。

月命日は亡くなった日ですが、年に1回しか行かれないのでお誕生日にしています。
舅も姑も今でもお誕生日をささやかに祝う?様にお参りします。

幾つになっても、お誕生日は祝いたいしし、亡くなっても祝いたいです。ノーテンキだからでしょうか…。
返信する
では、紅玉の思い出など (みゃー大工)
2018-09-06 08:42:00
tonnko様、コメントありがとうございます!

紅玉は、おそらく私の最初に食した林檎です。
小さな地方都市で育った私は、
秋になると木箱に積んだ林檎の行商のトラックを数回見た記憶があるのです。
小学校入学以前、曽祖父の家に住んでいた頃にです。
広かったので、画家も住んでいました。
キャンパスと油絵具もそれが初めてで、テレピン油の匂いを覚えています。
私を膝に抱き上げて、「弓ちゃんココが上手くいかないで徹夜した」と。
それは松林の空間の空、手のひらサイズの空の色!

さて、
木箱で買われた紅玉はもみ殻の中に入っています。当時は卵もそう。
最後の方は底を手探りするのですが、
そこから紅玉を取り出しては、白い琺瑯びきの蓋つきのフライパンにほおりこみます。
そして、石油ストーブの上に置いておくのです。
お洒落にしたいときは、芯をくりぬいた穴に、バターと砂糖をぎゅっと押し込んで。
それが私の最高のおやつであり、今でもです。
そして、
リンゴの木箱には千代紙や包装紙が貼られ、
私の持ち物を入れる道具入れになりました。

やがて、その家を引っ越し、フライパンも穴が空き、処分され、、リンゴの行商なんて見かけなくなり、
私が小学校に入学した頃に一冊の童話が渡されました。
オトフリート・プロイスラーの「小さい魔女」です。
その中で主人公の魔女はドイツの長い冬ごもりの楽しみの一つに焼き林檎をあげています。
このプロイスラ―は「クラバート」という作品で、
宮崎駿監督に影響を与え「千と千尋の神隠し」が出来るのですが、
この小さい魔女から、
再び、おやつは市販の物でなく、冬は焼き林檎になっていきます。
また、日本語をしゃべれない宣教師さんの影響も大きくて、
父が通訳していたので、クリスチャンではないのですが交流があって、
彼等は非常にクッキングアップルを好むのでした。

さて、そのころのリンゴ栽培の流行は、
紅玉を切って接ぎ木して、とにかく甘い林檎を作る事。
そういうわけで紅玉【ジョナサン】は日本から消えていき、アップルパイは甘いだけになっていきます。
焼き林檎も美味しくありません。
私は町中探し回って紅玉を買うわけです。
悔しいので植え、自家結実でないので受粉もし、
癌腫病も削り、初めて実りました。

しかし、クッキングアップルを見直そうと、
今紅玉復活の兆しが見えてきて、
特に小布施町はブラムリーの栽培に力を入れており、
私は応援のために毎年訪問させていただいているわけです。
今年、私のブラムリーは猛暑とカミキリムシにやられて駄目でした。

イチジクもカミキリ虫が好むのですよね、収穫出来て良かったです。
柚子は植えればよかったです、私は大好きなので。
スダチを植えたのですが、青い時はあっという間で保存が出来ない。


いえ、お誕生日のお参り、その素敵な発想はなかったし、
お誕生日を喜ぶ、
それはtonnko様が、毎日を一生懸命生きている証なのだと私は感じております。

その前向きさが、とても素敵だと思っております。
返信する
紅玉❣️ (きなこママ)
2018-09-06 09:43:34
ああ 焼きリンゴは紅玉よね〜
あと アップルパイも コレが一番。
更にアップルケーキもね。

この酸味がたまらない。
コレが実った〜‼️もう 素晴らしいの一言。
暖地のりんご栽培ほど難しいものは無いのです。

さて みゃーさまは どの様にして お食べになるのでしょう?

その古い映画 見たような気がするんだけど
もう忘れてしまったので
また 観てみよう〜

こういう事って 最近よくあってね、
昔読んだ本を また買って 読んで
終わりの方で ハッと気づくのよね。
返信する
チェン・カイコ―監督は、 (みゃー大工)
2018-09-06 10:58:34
きなこママちゃん、こんにちわ!

この監督は北京オリンピックでも、演出に采配を振るわれたのですが、
最新作が「空海」なのですよね。
借りてこなくてはいかんのですが、忙しい(;^_^A

ええと、記事にはウィキを張り付けております、説明の代わりに。
動画の上です。
京劇の歴史、文化大革命、同性愛の苦悩、
まぁ切ない映画でしたし、主役の俳優さん確か自殺したのではなかったかな。

ママちゃんはイギリスだから、
コックスとかブラムリーのシェアが多いところで、おそらくお食べになられただろうと推測、
味は林檎でありながらオレンジの酸味、八朔に似ているのに砂糖を加え加工。
そもそも青りんごが流通している地域ですね。

紅玉@ジョナサンは奇跡の林檎で、
生食も加工も両方美味しいのに、ジョナサンスポットという黒点が嫌われてしまいます。
長持ちもしない。
それでも、私は最高の林檎だと思っています。
ミカンでも糖度ばかり追求で、酸味が消えて、
私の果物離れは加速、青切りミカン以外は甘いだけです。_| ̄|○

紅玉、生で頂いてみますが、落ちなければいいのですが。

林檎はバラ科なので、バラと同じく病気がちと思えばいいのと、受粉ですよね。手でやるのですが。
暖地でも強い林檎もあるかもしれませんよ。
薔薇好きならおすすめです。また、桜みたいなもんです。

クルミで横レスをしてしまってお許しください。
で、鈴木メソッドだったのですね。
一巻だけあるぞw、先程弾いてみたいなました。
クリスマスの歌はイイですよね。
そして無窮動も好き。


こういう事って 最近よくあってね、
昔読んだ本を また買って 読んで
終わりの方で ハッと気づくのよね

これね、本当に自分の行動に、
いちいちこだわりを持たないかぎり、皆そうだと思います。
本だけでない。
脳学者もいちいち行動を叩きこめと、
漠然と読んではダメみたいです。
注意力散漫ではいけないらしいが、
そんなに気合も入らないのが実情。

少し違うのですが、おそらく楽器の演奏は、
音は香りの様に、
古い記憶は呼び覚ますのですが、
新しい記憶の領域には邪魔になる、【練習で疲れているので】
もう脳は興奮して楽譜を読んだり、運動させることでもう大活躍であるので、
そこで疲労してしまい、
新しい記憶は容量が狭くなると感じます。
疲れると何も考えられない位にね。
そこを雑念がなくていいと思うべきかなんですが。

つまり音楽ばっかり熱中していると、
新しく本を読めない状態に陥っています。
今の私は。
シンプルに趣味は音楽だけでいいと思うのか、
色々な知識を得たい、音楽の様にと思うのか、
葛藤です。
習い事は、柔軟性のある子供の頃にするべきですね。



是非ここに参戦をっ、参加者が少ないですがっ
http://classic.blogmura.com/beginnercellist/ranking.html
返信する
Unknown (しろりん)
2018-09-07 22:14:09
やいやい ゴキゲンさんでなにより。
不可逆的な病気の場合どうするか…まぁほぼ毎日仕事でも
自宅でも直面してる問題なのだけれどw本当に悩むね。
輸液や強制給餌をいつやめるかというタイミングの見極めって…
難しい。
いや…実際はその時を飼い主はわかっているのだけれど
それを認めることが難しいのだと思う。
食べて元気を取り戻してほしくて強制給餌をする。
でもその食べ物を消化するためにはエネルギーを使わなくちゃいけない。
食べさせることで逆に消耗させたり、苦痛を与えることもある。
循環が維持できていないカラダに皮下輸液を入れても
吸収は進まずに体温が奪われる。
望むのは「苦しまないこと」だけ。
限界を認める自分の辛さではなく、その子が苦しまないために。
私も根拠をもってきちんと判断していこうと思います。

あ、北海道の猫友さんたちから「だいじょうぶだよ!」って連絡きましたよ。
返信する
ぎぁああ、しろりん様降臨♡ (みゃー大工)
2018-09-07 22:37:24
もうさ、はなと○○さん@北海道、ああご無事でよかったああああ、号泣。
丹波のお○○〇に、私ROM専で、
ああ薬効いて欲しいな。見ていて何も言えんのだ。

しろりん様は一日中がそれでしょう、お仕事柄。
私は、私は、、、マゾに違いない_| ̄|○
器の前に行くからね、強制給餌はするんだけどね、
強制給餌自体は、人も猫も嫌なわけであって(T_T)

それでも、そちらのぶっちゃん、驚異の生命力。
引き出しているのは、しろりん様なんだけどね。
何かおらは、もうへとへとです。
(ネラーの件ではなく、全てが私の体力不足。)

お忙しいのに降臨ありがとうね、大感謝♡
返信する

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