ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

第38回 浅草サンバカーニバル<1>

2019-12-04 20:52:55 | 浅草サンバカーニバル
8月31日に行われた「第38回・浅草サンバカーニバル」を振り返ります。
今年は第「38」回で、「サンバ」。ある意味記念大会かもしれません。今年の注目は、S1リーグの仲見世バルバロスが4連覇なるかどうか、でした。
浅草は毎年、席取りが問題になります。私だって本気を出せば朝から並べるのですが、こういう祭りはふらっと行ってふらっと帰るのがいいので、私はいつも昼過ぎに家を出ます。

浅草に着くと物凄い人出でしたが、意外に観戦スペースはあります。でも私は浅草寺雷門の先が観戦定位置なので、そこまで向かいます。
雷門前はJ・COMのクレーンカメラが設置されています。観客から見れば邪魔モノですが、主催者から見れば大切なスポンサー様です。
車道は観客でいっぱい。立っている人のいない場所を見つけ、留まりました。車道手前では日傘を差して立っているバカ婦人がいて視界が遮られますが、このくらいは我慢するよりありません。
8月も31日になり、暑さはだいぶやわらいでいます。ただこちら側は、だんだん日射しがきつくなってきます。
パレードが始まりました。先頭は実行委員会です。この場ではなぎら健壱が常連でしたが、今年も見当たりません。
後続は2階建てバスで、乗客が楽しそうに手を振っています。
日本堤消防署と消防団の面々が、「熱中症に気を付けよう!」の横断幕を掲げて通ります。世界全体が熱帯化する中、街のサンバイベントは、パフォーマンス中にも摂水が常識になりました。
ゲストチームのアギア・ヂ・オウロが踊ります。タンガダンサーは外国人で、ほぼ全裸の人も散見されます。でもグッとこないのは不思議で、やはりダンサーは日本人に限ります。
田原町小学校と浅草小学校のブラスバンド部が通ります。「Diamonds」を軽快に奏でます。
続く立正佼成会の友佼鼓笛隊は、「スカイハイ」を勇壮に奏でました。





マカオ政府観光局がやってきます。こちらはアレゴリア付きで、外国人ダンサーが登壇しています。港珠澳(コウジュオウ)大橋が開通し、香港空港からマカオまで30分で行けるようになったようです。





さあいよいよS2リーグの開幕です。今年の参加は8チームで、昨年より2チーム減です。
先陣はカンタ・ブラジル行進部。2001年設立、本拠地は大阪府。出場は16回目です。今年のテーマは「忍者」。
そのテーマの通り、赤装束と黒装束の忍者が車道を縦横に動きます。チーム名から分かるようにダンサーの頭数は少ないですが、各自思い思いに踊って、楽しそうです。
トラックの上の天守閣のイラストは、大阪城になりますね。少ない予算でやりくりした感じで、この努力を私は買います。わざわざ大阪から、毎年ありがとうございます。
なお、各チームのテーマは後日調べたものですが、このチームのそれはよく分かりました。





2番手はフェスタンサ。1993年設立、東京都渋谷区。出場は25回目です。テーマは「Xanadu(ザナドゥ=桃源郷)」。
ダンサー連が布をひらひらさせて、桃源郷を思わせます。でも本当の桃源郷はタンガダンサーで、見たことがある方ばかりということもあり、ホッとします。プリンプリンのお尻が素晴らしい。
浅草というと、レギュラーダンサーがヘンな衣装を着てセクシー度が減殺されることがありますが、あれはよくありません。その点フェスタンサはよく頑張りました。





3番手はエストランジェイロス。1996年設立、千葉県浦安市。出場は20回目です。テーマは「ジャングル」。
先頭は葉っぱの化身でしょうか。後続のダンサーは緑タンガでレギュラー衣装の気もしますが、たまたまテーマに合っています。
さらにヘビ女の一群が観客のド肝を抜きます。女体に大蛇が絡みつき、まさにジャングルです。この組み合わせはエロの極致で、この猥雑さが浅草そのものといえます。
私はもちろんカメラを構えていますが、例の傘女が私の視界にどっぷり入っていて、チームがすぐ前を通ったときだけがシャッターチャンスです。つまり数秒しかない上にダンサーの側面しか撮れず、今年も難儀な撮影になっていました。













(つづきます)
コメント (2)
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