ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

上野の森で

2016-09-11 21:06:25 | サンバ2016
竹の台広場ステージの前を通ると、「これはリハーサルです、本番は2時からです」の声があった。今は12時半で、だいぶ時間がある。
ここは再び戻ってくることとし、オレはその先のフリーマーケットをひやかす。またここに足を運ぶとは思わなかった。


↑3日 ↓4日


なんとか時間をつぶし、2時少し前に竹の台ステージに戻った。このステージは先月の「東京2020ライブサイトin 2016」の時に造られたもので、それが解体されずに残ったため、今年のハピコレでも使えることになった。ずーっとこのステージを残せばいいのにと思う。

ハピコレスタート。といってもファッションショーの類ではなく、ハッピを制作した8学部が10分間の出し物を行い、優勝を争うのだ。
各学部とも趣向を凝らし、見応えがある。楽器・声楽関係は音楽を奏でたり合唱したりと素晴らしいが、美術関係は出し物に困ったかトークに終始したりして、でもそれはそれでおもしろい。
圧巻は最終チームの「先端・音環」で、これが前衛藝術とでもいおうか、人間の不条理を体現し、妙に印象に残った。
結果も見事に優勝。ふつうに喜んでいる姿を見て、彼女らもふつうの女の子だったんだと安心した。

















確認しておくが、オレのこの日のメインは、6時40分ごろからGe大ステージで始まるサンバ観戦である。
しかしまだまだ時間がある。4時からはゴリラ神輿等を大学に戻す作業だ。
神輿を台車に載せて、学生諸君が上野公園を通る。木々が鬱蒼としているので、神輿と当たりそうなところは竿上げ棒で枝を持ち上げる。
神輿は公園内を巡回する形で通る。公園内ももちろん観光客が多い。その中をゴリラが進んでいく光景は爽快だ。
最後の難関は校門前だ。学生が腕を高く上げ、神輿が通り抜けると、拍手が起こった。



上野の山をぐるりと一周するとだいぶ時間も経って、サンバの時間が迫ってきた。オレはステージ前に行く。1コ前のミニコンサートが終わるとステージ前はガランとしたが、灯りを落としたステージから打楽器の音が聴こえると、再び学生が集まりだした。
やがてバテリアが登場した。昼のパレードとは比べものにならないくらいの部員数だ。
夜の帳が落ち、サンバスタート。いつものリズムを奏で、サンバ部、観客ともノリノリだ。タンガダンサーは1人だけ登場。昨年と同じコだ。
ステージ、観客と一体で盛り上がる。サンバ部は週に2回の練習で、けして目立つ存在ではない。それが藝祭の時に一気に爆発し、存在感を見せつける。この落差がたまらない。
興が乗ってくると学生がステージに上るが、ハッピを着た学生が彼らを突き落とす。腕には腕章をしていて、どうも「彼らを落とす係」らしい。
スマホで録画している学生が意外と多い。手許に録画機材があれば、つい利用してしまうのが人間の性だ。オレもカメコなので、一応カメラを取り出す。しかしここからの距離ではうまく撮れない。でもそれでもいいのだ、雰囲気だけ撮れれば。
水しぶきがところどころで飛ぶのでオレも被害を受けたが、それもまた楽しい。7時ごろにいったん演舞は終了したが、大拍手にあおられて、アンコールが始まった。
オレも最後まで楽しんで行こうと思った。
コメント
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