ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

職人のごとき

2016-09-08 21:52:09 | サンバ2016
ステージからちょっと離れたところで佇んでいたら、ステージ向こう側の建物からバルバロスのバテリアが現れ、ステージに上がった。立ち位置を確認しているらしい。
しばらくしたら退場したが、これはダンサーもあちら側から登場するのだろうか。

最後の山車が退場し、ようやくバルバロスの番だ。柏の葉に来てから2時間、ホントに長かった。
「お待たせしました!」のナレーションに続いて、彼らが建物の向こう側から現れた。
先頭はタンガダンサーで、1人、2人と数えると、全部で7人いた。それにさっきのバテリアが7人、さらにヂレトールが続いた。
メンツはここまでである。というわけで、美季様はいなかった。ほかのサンバチームならダンサー7人は多いが、バルバロスからしたらずいぶんミニマムである。ただしダンサーは厳選された感じだ。
一行はステージに上らず、そのまま会場内を進む。やっぱりこっちが撮影しにくいパターンになった。
ダンサーがぐるっと回って、こちら側に戻ってきた。いちおう人垣はできているが、カメラで撮影する人は少ない。客の目的がサンバより神輿だからだろう。
すると一人のダンサーが、オレのカメラを見ながら踊ってくれた。サンバカメコにはありがたいサービスで、恐縮の一語である。
ダンサーはそのまま、ステージ横のメインストリートに進む。しかし両側は屋台があるので、カメコは侵入しづらい。オレは屋台の裏側から撮影するが、障害物が多すぎてダメだ。
でも道路のセンター部分に見物者がいることはいる。最初からそちらで待っていれば、ダンサーを間近で撮影できた。
オレは屋台の突端のところまで走って待つ。するとダンサーはその途中で踵を返し、見物者を回り込むようにして、ステージのほうへ戻っていく。イメージ的には、新松戸まつりでセレージャが通ったコースに似ていた。オレは彼女らを追い駆けるが、いい歳して何をやってるんだと、いまさらながら自己嫌悪に陥った。







ダンサーとバテリアがステージに上る。ひとしきり踊ったあと、ヂレトールから、今年の浅草サンバの優勝報告があった。これから1年間、このフレーズが使えるのは大きい。
再び演舞が始まる。ダンサーは、踊りはもちろんのこと、全体の振り付けもしっかりしている。
ステージ前も、チアの時以上に観客が集まっている。イベントでサンバがある時、サンバ以上に人が集まる出し物をオレはほかに知らない。
バルバロスの演舞を見て思うのは、これが一つのショーとして確立していることだ。すべてがキッチリしていて、緩みがない。
演舞は5時ちょっと過ぎに終了。立石と比べると短かったが、濃密な30分だった。
コメント
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