ビバ!サンバ!!2

サンバ撮影日記

Miki様ご降臨

2015-09-25 00:32:55 | サンバ2015
各所で年に1回行われるサンバイベントは、基本的に「曜日」が固定されている。「7月の第2土曜日」とか、「9月の第3日曜日」とかいう具合だ。ちなみに浅草サンバカーニバルは「8月の最終土曜日」だ。暦の関係で1週ズレたり、土日が替わることもあるが、まあそんな感じである。
対して「日にち」が固定されているイベントも、少ないが、ある。大宮の「8月1日」、仙川の「8月3日」がそうである。これらは夕方から夜半にかけてのパレードになるが、サンバカメコといえども平日は働いているので、観戦するのは難しい。
しかし今年の大宮は土曜日だったので、多くのカメコが見ることができた。

午後5時40分ごろ、大宮スパークカーニバルの現場に到着した。サンバのスタート時間は今さら調べていないが、午後6時ごろとフンだ。
演者はここ何年か、バルバロスとブロコ大宮で固定されている。ブロコ大宮とは馴染みがない名だが、大宮(埼玉)出身のダンサーが集結しているようだ。
スタート地点の手前では、タンガダンサーがぞくぞくと登場している。ブロコ大宮だろうか。写真撮影は黙認で、さりげなくポーズも取ってくれている。サンバダンサーは踊ってこそ絵になるが、ポーズを決める姿も、いいポートレートになる。
そこに雨がポツポツ降ってきた。サンバ観戦に雨は大敵で、昨年もこれで何度か泣かされた。
理想はパレード前に雨が止み、ダンサーが羽根なしで踊るというものだが、それは年に1回あるかどうか。ただやっぱり、羽根があったほうがきらびやかで、絵になる。
幸い?雨は止んだようだ。5時50分ごろ、スタート。先頭にバテリアを配し、その後ろにタンガダンサー。優に10人以上はいる。さらにマラバリスタやアーラ、小学生のパフォーマーが続き、かなり豪華だ。ダンサーのメンバーがいつもと違うが、オレはバシャバシャ撮影した。
土曜日だから観客は多いはずだが、人出は例年通りの気がした。ただここから先、だんだん人が多くなってくるのだ。

後方からバルバロスがスタートしたようで、オレはそっちに戻る。言うまでもないが、バルバロスは浅草サンバカーニバルに第1回から出場している強豪で、そのパフォーマンスは玄人はだしだ。
浅草でのアレゴリアは豪華だが、一瞬で通り過ぎてしまう。バテリアの演奏を堪能するなら、パレードエリアが広く、観客も自由に移動できる大宮が最適なのである。
タンガダンサーが登場した。みんな浅草仕様の踊りを踊っているようで、綺麗に統率が取れている。紫の羽根のダンサーは初めて見る気がするが、動きもなめらかで、惹かれる。



その後もダンサーは次々に現れる。30人はいるだろうか。いったいバルバロスは、どれだけのダンサーを擁しているのだろう。
その中に、Miki様のお姿を確認した。Miki様を拝見するのは数ヶ月ぶり。トレードマークのオレンジの羽根と水色のカベッサを着用し、相変わらずスリムで美しい。ダンサーには、タンガにめちゃ装飾をする派と、必要最小限に留める派があるが、Miki様は後者だ。ことにウエストからヒップにかけてのカーブが悩ましく、撮影する手にも力がこもった。



ただし惜しむらくは、踊りが浅草仕様だ。オレはMiki様オリジナルのステップを楽しみたいのだが、それはぜいたくな注文というものなのだろう。
こんな感じでMiki様だけを撮影したいところだが、他にも素敵なダンサーが踊っていては、満遍なく撮るしかない。
バテリアによる演奏はもちろん勇壮だ。これを聴くだけでも大宮に来る価値がある、というぐらいのものである。
大宮のコースはF1のように、ぐにゃっとした形をしている。この先を右に曲がるが、観客はいよいよ多くなり、手持ちのカメラではとても撮影できない。
チームは右折し、前半を終えた。ここでみんな休憩に入るが、ダンサーはとくにバスタオルを巻くことはせず、無防備だ。もちろんカメコのカメラは感じているだろうが、「撮りたければ撮りなさい!」というテイだ。
オレは後半のスタート地点に先回りして、気息を整えていた。そこへ、いつもの賑やかな演奏とともに、新たなサンバチームが彼方から現れた。
彼女らは、何だ…!?

<たぶん、つづく>
コメント (2)
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