枕草子 第六十二段 里は逢坂の里
里は、
逢坂の里。
ながめの里
睡覚の里。
(以下割愛)
里は、
逢坂の里。ながめの里。睡覚(イザメ)の里。
人妻の里。たのめの里。夕日の里。
妻取りの里。「人に妻を取られたのか、自分が人の妻を取ったのか」と考えると、可笑しい。
伏見の里。朝顔の里。
ここでいう「里」とは、人家がある程度集まっている所のことで、「村」とほぼ同意語と考えてよいのではないでしょうか。
例によって、古歌などから引用されたと思われますが、引用源や所在地がはっきりしていないものもあります。
むしろこの章段は、男女の仲に関する言葉を集められているのが、少納言さまの狙いではないでしょうか。
里は、
逢坂の里。
ながめの里
睡覚の里。
(以下割愛)
里は、
逢坂の里。ながめの里。睡覚(イザメ)の里。
人妻の里。たのめの里。夕日の里。
妻取りの里。「人に妻を取られたのか、自分が人の妻を取ったのか」と考えると、可笑しい。
伏見の里。朝顔の里。
ここでいう「里」とは、人家がある程度集まっている所のことで、「村」とほぼ同意語と考えてよいのではないでしょうか。
例によって、古歌などから引用されたと思われますが、引用源や所在地がはっきりしていないものもあります。
むしろこの章段は、男女の仲に関する言葉を集められているのが、少納言さまの狙いではないでしょうか。