雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

さっそうとして ・ 心の花園 ( 9 )

2012-10-19 08:00:04 | 心の花園
        心の花園 ( 9 )


           さっそうとして


あら、いつもと少し違いますね。
ええ、とても、さっそうとしていますよ。
髪を切ったのかしら? 口紅、変えましたか? それとも、新しい靴にしたのかな?
どれも違いますか・・・。
でも、とてもさわやかな感じで、さっそうとしていますよ。


ほら、やっぱり、心の花園には「ヤマトナデシコ」が咲いていますよ。
それほど目立つ花ではないけれど、とても鮮やかな色ですよね。
この花、本当の名は「カワラナデシコ」という日本原産のものなんですよ。唐ナデシコや西洋ナデシコと区別するため大和ナデシコと呼ばれるようになったのです。
秋の七草の撫子は、この「カワラナデシコ」を指しますが、野生種は、一部の地域では絶滅の危機にさらされているそうです。

「ヤマトナデシコ」の花言葉は、「大胆」です。
大和なでしこといえば、楚々とした美しさを指すと思うのですが、その実、意外と大胆な一面を持っているのかもしれませんね。
さっそうとして見えるあなたも、もっと大胆に振舞っても良いのかもしれませんよ。
コメント
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