雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

村祭り ・ 心の花園 ( 6 )

2012-10-01 08:00:08 | 心の花園
        心の花園 ( 6 )


          村 祭 り


子供たちが駆けて行く。
お祭だろうか、太鼓の音も聞こえてくる。
そんなに急がなくてもいいのに、浴衣の裾が乱れているよ・・・
あら、あれは、あたしなの? 幼い頃のあたしなの?


心の花園には、『アスター』が咲き乱れています。
ほら、あの一画はピンクのアスターが満ち溢れています。
幼い頃のことを思い出したのは、何が原因なのでしょうか。
幼馴染に会ったの? 古いアルバムでも見たのかしら? 
それとも、単なるセンチメンタル?


ピンクのアスターの花言葉は、『甘い夢』
もし、心が少し疲れているのなら、しばらくこの花に抱かれていてはいかがでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする