みっくすじゅうす的生活

生活の中の「好き!」を集めて、ミキサーに入れて作ったみっくすじゅうす。
今日もいいことあるかもね!

「おぼろ」

2019-07-17 16:28:00 | 言葉
おぼろ


「霞は春、霧は秋」といいますが、霞は昼の現象で、春の夜では「朧(おぼろ)」といいます。朧は「仄か(ほのか)」とか「ほんのり」といったはっきりとしない様子を表現する時につかわられる言葉です。

「言葉の風景」写真 野呂希一
      文章 荒井和生 より



好きな言葉。朧月夜の曲も大好き。
しかし、書くのは難しい。
「鐘朧(しょうろう)」(鐘霞む)とは、春の夜に鐘の音がやわらかくのどかに聞こえることだそうだ。
何ともうっとりとする光景だ。

はっきりしないことが、ロマンチックに繋がっている気がする。
あえてはっきりさせないことがいいというときが、案外たくさんあるような気がする。

ぼんやりと感じるくらいでちょうどいい。
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パプリカを買ってもいいんだよ

2019-07-17 04:44:00 | 写真・詩


「パプリカを買ってもいいんだよ」

同居の義母は畑で野菜を作る

野菜はその野菜しか
使ってはいけない気がした

畑でとれないキャベツももやしはOK

パプリカは高級な野菜
買ってはいけないと思った

買いたいと言ったら
怒られると思った
贅沢だと言われると思った

台所が別になり
気がついたら義母は
キュウリを買っていた
季節になったら
畑でとれるのに
キュウリを買っていた

キュウリを買ってもいいんだ

謎の呪縛に縛られていた

昔は確かに責められた
それはそのときの
その人たちの状態に過ぎなかった

パプリカを買ってもいいんだ

パプリカを買えるようになったよ

彩りもよく 
料理の味もよくなった

今度は勇気を出して
ズッキーニを買おう

(晶子)

結婚したての頃、冷蔵庫の野菜室に、買った野菜が入っていることを、俳句が趣味の義母に書かれた。
それがずっとひっかかっていて、野菜を買えなくなっていた。

なかなか一人で買い物に行けず、夫と一緒のときは、好きなものが買えなかった。
夫はコストパフォーマンスが大好きなのだ。
最近は、少しずつ試している。
私はできることなら、あちこち買い回りをするのではなく、一つのお店で済ませたい。
お金より時間を大事にしたい。
美味しいものに少しはお金をかけたい。

変化は少しずつ。
最近はようやくパプリカを買えるようになった。
セロリも買って、友達に教えてもらった美味しいトマトスープをたびたび作っている。
自分が美味しいと思えるものを作りたい。

謎の呪いは忘れ、自分の心に素直に従おう。


今日も素敵な一日になりますように🎵

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