昔ながらの商店街では・・？

　夜８時過ぎから始まった「今晩の座談会」。いつもと違い比較的若い？人たち・・若いというよりは男女とも高齢者の人たちが一人もいない・・私にとって珍しい会合となった。集まってきていただいたのは桑名市のど真ん中の商店街のみなさんが約２０名くらい。
　来るときに県の「次世代育成支援行動計画」を忘れないよう持ってきてください！と連絡があり、苦手の「子育て」「少子化対策」などの質問が一杯出るとマズイなぁ！と思いながら出席をしたが、それは資料請求だけで一安心。
　話のスタートは通常どおり「野呂知事」の人物像の解説から。参加者の皆さんが若い人が多いので、慎重に反応を見ながら「県民しあわせプラン」、「安心・安全の県政」へと話を進めていく。予想通りと言うか？予想に反してと言うか？余り反応がない！それとも関心がないのか？
　３０の「重点プログラム」を軽く流して、誰でも関心を示す「防災対策」「治安対策」で話の盛り上げを図る。やっと反応が出てきた。しかし「地震対策」は「昭和１９年の地震で被害が出なかった所はどんな地震でも安心！」と予想外の意見が主流？「台風」は「伊勢湾台風」で被害の出なかった所は「マズ、大丈夫！」のご意見が大勢。
　あれれ！これはこれは・・である。だいぶイツモト違う！と言うのが率直な感じ。「教育問題」でも「教育の内容」より「教員の質」の確保とか「チェック」の仕組みに質問が集中する。環境問題は大激論。「RDF」「環境保全事業団」などには結構、厳しい意見が出る。みんな環境問題には驚くほど詳しい。「ゴミの分別」や「バイオマス発電」さらには「ゴミゼロ」に至るまで、よく勉強をしている。
　そして批判が集中したのは「役人、役所」の問題。よほど日ごろ、頭に来ているのか？ハッキリ言ってボロクソである。「何とか県庁に風穴を空けてください！」と注文を受けた。
　とりわけ一番、関心を示したのは市町村合併に伴って「地域コミュニティ」が崩壊してきている問題と先の定例会で議決された「地域産業振興条例」である。どんどん質問、意見が出る。他の地域と全く違う反応である。
　なぜ、こんなに他の地域と違うのか？いろいろ考えている内に「座談会」終了の時間が来た。「いつもとだいぶ様子が違って・・・」と帰り際に感想を言うと「ここは昔ながらの商店街ですから・・」との返事。
　そうか！「昔ながら」の「商店街」だから歴史的経験則に詳しく、かつ地域問題に関心が集まるのか！合点がいった。・・・まだまだ勉強不足、準備不足！
　いつもの事ながら反省しきりの「座談会」でした！！