先の日曜日、大連吟が無事終わりました。
最初にお断りしなくてはいけません。
前に大連吟の本番の様子がYouTubeでupされると書きましたが、当日いただいたプリントによると、YouTubeでの大連吟は有料になるとのことでした。
参加者は当日のDVDが希望者のみ有料でもらえるのですが、YouTubeでの大連吟はDVDと同じ内容になるとのことです。
無料YouTubeでは、「2020 密着! 大阪能楽大連吟」として、今回の模様を楽屋裏からの視点で放送するそうです。
どちらもupはまだですので、upされたらまた紹介します。
考えてみれば、今回は無観客。
本来、収入となる筈の一人2000円のチケット代も無くなり、稽古のための場所代等々、いつもより多くの経費も掛かっている筈。
おまけに指導・出演してくださるプロの能楽師さん達の収入源の舞台もほとんど中止の状況。
YouTubeが有料となるのも仕方がないと思います。
私もお金払ってまで見てくれとは言えませんが、楽しみにしていただいていた方々、ご理解の程お願いいたします。🙇
さて、その日の様子ですが、控室の方には12時から入れると聞いていたので朝はゆっくりして行きました。
2時からリハーサル、3時から本番。
コロナ対策、万全で、この部屋には何人、この場所には何人と一つ一つ決められ、控室も最初から割り当てられていて、感染者が出ても濃厚接触者が特定できるようになっていました。
もちろん参加者は全員マウスシールドを付けて謡いました。
マウスシールドにどれほどの飛散防止効果があるか疑問ですが、マスクでは謡えませんので。
大連吟が行われた当日の五智光院、門の外からの写真。風が強い日でした。
門に入ったらこんな感じ。
で、本番の首尾ですが、こちらもコロナの影響をもろに受けたと思います。
舞台にはプロの地謡の方がいらっしゃったのですが、ソーシャルディスタンスを取る為に全員が離れて座ったので、地謡の声はむろんのこと、自分以外の人の声が聞こえなかったのだと思います。
一箇所、フライングで謡いだした人がいて、それにつられた人達もいて、お囃子の音も凄まじく、全体がバラバラになってしまったのです。
たぶん、去年までのように、詰めて座っていたら防げたことだと思います。
でも今年は観客をいれず、観客席にソーシャルディスタンスをとって参加者が座ったのです。
テレビでクラッシック音楽の人も、舞台でソーシャルディスタンスを取った結果、他の演奏者の音が聞こえず戸惑ったというようなことを言っていました。
プロでない私達ならなおさら合わせるのは難しかったと思います。
ところで私は地謡の人達の斜め後ろ辺りに座っていたのですが、「高砂」の舞台は柱が邪魔になってほとんど見えませんでした。
ですから、みんなで謡う「高砂」が終わった後、プロの人達による「羽衣」が演じられたのですが、その時に前に移動してよいと言われたので舞台ギリギリのかぶりつきに移動し、「羽衣」をしっかりと見ました。
間近で、かつ真正面から見る天女の面の美しさ、神々しさには心打たれました。
私の控室は2階でした。
その部屋の窓から写した中庭の光景。
コロナでおしゃべりは禁じられていましたので、皆さん静かにしてました。
この日、私は着物を持っていって着付けて貰ったのですが、着付けの先生に帯を褒められました。
本綴れの名古屋帯で、お世辞で褒められたと思っていたところ、五智光院での休憩中も、知らない人がわざわざ寄ってきて声を掛けられました。
良い帯だということでした。
着物姿の写真は撮らなかったのですが、どういう感じだったか帰ってから置きコーデで撮りました。
着物の方はポリエステルの単衣で誰も褒めません(笑)。
帯は中古で手に入れたのですが、そんなに良いものならクリーニングに出して大切にしようと思います。単純な私です。(笑)
本番が終わって、私を含め皆さん気が揺るんでしまったのか、着替え部屋で着物を脱ぎながらそこにいた人達と少しおしゃべりしてしまいました。楽しかったです。
「また来年」と言って別れました。
能楽師の先生も今回は終了後の打ち上げがないのを残念がっていましたが、全体を通してコロナで誰ともお話出来なかったのは残念でした。
思えば3月以降はコロナで、大阪の中心部にお稽古の為に出てくるのさえ憚られる状況でした。
元々一人での参加でしたが、8月からも、お稽古に行っても、ほとんど人と話すこともなく、過ごしてきたのです。
でも、それだけ謡うことに集中しましたので、40年のブランクを超えて謡を満喫しました。
もう一度、習ってもいいかなと思うほどです。
2021年は5月に予定されているそうです。
どうなるかは分かりませんが、できれば参加したいです。
最初にお断りしなくてはいけません。
前に大連吟の本番の様子がYouTubeでupされると書きましたが、当日いただいたプリントによると、YouTubeでの大連吟は有料になるとのことでした。
参加者は当日のDVDが希望者のみ有料でもらえるのですが、YouTubeでの大連吟はDVDと同じ内容になるとのことです。
無料YouTubeでは、「2020 密着! 大阪能楽大連吟」として、今回の模様を楽屋裏からの視点で放送するそうです。
どちらもupはまだですので、upされたらまた紹介します。
考えてみれば、今回は無観客。
本来、収入となる筈の一人2000円のチケット代も無くなり、稽古のための場所代等々、いつもより多くの経費も掛かっている筈。
おまけに指導・出演してくださるプロの能楽師さん達の収入源の舞台もほとんど中止の状況。
YouTubeが有料となるのも仕方がないと思います。
私もお金払ってまで見てくれとは言えませんが、楽しみにしていただいていた方々、ご理解の程お願いいたします。🙇
さて、その日の様子ですが、控室の方には12時から入れると聞いていたので朝はゆっくりして行きました。
2時からリハーサル、3時から本番。
コロナ対策、万全で、この部屋には何人、この場所には何人と一つ一つ決められ、控室も最初から割り当てられていて、感染者が出ても濃厚接触者が特定できるようになっていました。
もちろん参加者は全員マウスシールドを付けて謡いました。
マウスシールドにどれほどの飛散防止効果があるか疑問ですが、マスクでは謡えませんので。
大連吟が行われた当日の五智光院、門の外からの写真。風が強い日でした。
門に入ったらこんな感じ。
で、本番の首尾ですが、こちらもコロナの影響をもろに受けたと思います。
舞台にはプロの地謡の方がいらっしゃったのですが、ソーシャルディスタンスを取る為に全員が離れて座ったので、地謡の声はむろんのこと、自分以外の人の声が聞こえなかったのだと思います。
一箇所、フライングで謡いだした人がいて、それにつられた人達もいて、お囃子の音も凄まじく、全体がバラバラになってしまったのです。
たぶん、去年までのように、詰めて座っていたら防げたことだと思います。
でも今年は観客をいれず、観客席にソーシャルディスタンスをとって参加者が座ったのです。
テレビでクラッシック音楽の人も、舞台でソーシャルディスタンスを取った結果、他の演奏者の音が聞こえず戸惑ったというようなことを言っていました。
プロでない私達ならなおさら合わせるのは難しかったと思います。
ところで私は地謡の人達の斜め後ろ辺りに座っていたのですが、「高砂」の舞台は柱が邪魔になってほとんど見えませんでした。
ですから、みんなで謡う「高砂」が終わった後、プロの人達による「羽衣」が演じられたのですが、その時に前に移動してよいと言われたので舞台ギリギリのかぶりつきに移動し、「羽衣」をしっかりと見ました。
間近で、かつ真正面から見る天女の面の美しさ、神々しさには心打たれました。
私の控室は2階でした。
その部屋の窓から写した中庭の光景。
コロナでおしゃべりは禁じられていましたので、皆さん静かにしてました。
この日、私は着物を持っていって着付けて貰ったのですが、着付けの先生に帯を褒められました。
本綴れの名古屋帯で、お世辞で褒められたと思っていたところ、五智光院での休憩中も、知らない人がわざわざ寄ってきて声を掛けられました。
良い帯だということでした。
着物姿の写真は撮らなかったのですが、どういう感じだったか帰ってから置きコーデで撮りました。
着物の方はポリエステルの単衣で誰も褒めません(笑)。
帯は中古で手に入れたのですが、そんなに良いものならクリーニングに出して大切にしようと思います。単純な私です。(笑)
本番が終わって、私を含め皆さん気が揺るんでしまったのか、着替え部屋で着物を脱ぎながらそこにいた人達と少しおしゃべりしてしまいました。楽しかったです。
「また来年」と言って別れました。
能楽師の先生も今回は終了後の打ち上げがないのを残念がっていましたが、全体を通してコロナで誰ともお話出来なかったのは残念でした。
思えば3月以降はコロナで、大阪の中心部にお稽古の為に出てくるのさえ憚られる状況でした。
元々一人での参加でしたが、8月からも、お稽古に行っても、ほとんど人と話すこともなく、過ごしてきたのです。
でも、それだけ謡うことに集中しましたので、40年のブランクを超えて謡を満喫しました。
もう一度、習ってもいいかなと思うほどです。
2021年は5月に予定されているそうです。
どうなるかは分かりませんが、できれば参加したいです。
今年は いろいろ気を遣わなければならないことが 多くて 気疲れでしたでしょう
大成功とは 言えないかもしれないけれど
大きな拍手をお送りします
四天王寺さんと言えば 亀の居るところが まず 思い出されます
帯 素敵です
よくぞ中古で見つかりましたね
秋の帯ですね
黄色は 女郎花かな ?
来年5月には O.K.だとよろしいですね
それなりに達成感はあります。
四天王寺のような大きなお寺の内部に入れたのも興味津々で面白かったです。
若い頃には分からなかった謡曲の奥深さも、おぼろげながら感じ取れました。
コロナさえ無ければ、もっと楽しかっただろうと思ってしまいます。
謡には指揮者のような存在はないでしょうから、確かに大変そうです。
なかなか入れない大きなお寺の内部に入れて、ブランクの後改めて謡を見直したり、いいですね、そういうの。
来年の楽しみ、というか今後の楽しみがまた一つできたでしょうか。
地謡はお囃子(笛太鼓)を聞いて判断するのだと思います。
ただお稽古ではお囃子はつかないので、素人が本番でお囃子だけで判断するのは難しいと思います。
謡曲を今後の楽しみにしても良いのですが、あれこれ手を出して、みんな中途半端というのもどうかなと。
これからの生活、退屈しないのは確か(笑)。
コロナ禍で何かと勝手が違って、
現場はどこも大変なんだろうな。
予想外のことも起きますね。
ともあれ、お疲れさまでした~。
私も初めての大連吟参加でコロナ禍にみまわれ、あたふたしながら過ぎ去りました。
主催者はもっと大変だったと思います。
でも先生達、来年もやる気満々。
それほど楽しいってことです。
プロの方々の演技も間近に見ることができたのですね。
このような経験はなかなかできないと思います。
優雅で贅沢なひとときでしたね。
皆でやり終えた後の爽快感は格別でしたでしょう。
お着物と帯もお似合いだったことと思います。
コロナ禍も含め、本当に貴重な経験だったと思います。
色々と完璧ではありませんでしたがやり終えました。
着物は着つけの先生がしっかりと着付けて下さり、それも感謝です。