緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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新年早々

2017年01月02日 | お出かけ
明けましておめでとうございます。

私は元旦の朝から頭痛と吐き気でダウン。
どうやら、連日の疲れが出たみたいです。

兄は28日に退院したのですが、まだまだ大変な状態です。
手術は3回に分けてすることになっていて、後2回手術する必要があるのです。

一番の問題は、兄が自分の病気にきちんと向き合わないことです。
これは発病の当初からでした。
そもそも病院に行くように何度言っても行きませんでした。
医師から勧められた検査も受けませんでした。

で、重体になり、死にかけて大手術してやっと生還したのですが…。

入院中からそうだったのですが、食後の薬も誰かが言わないと飲みません。
それも一度でスンナリとは飲みません。
薬だけではなく、病気に関わるすべてそうで、病院では看護師さんをてこずらせていました。
家に帰っても同じ。
私は、兄にアレコレしつこく言わなくてはならないことが疲れるのです。

もともと兄妹ですので、お互いの生活に干渉しあうことはなく、食事の場所も別の部屋で一人で食べていました。
夕食だけは私が作っていたのですが一緒には食べてません。

でも病気となると、干渉せざるを得ないのです。
術後の手当をいい加減にして、悪化して苦しむのは兄自身なのですが、当初から病気に向き合うことを完全に拒否しているようです。
「もう知らんぞー」と言いたい。

とまあ、正月早々重たい話ですみません。

二日の今日は、元々兄が買っていて、自分が観に行くつもりだった狂言のチケットを貰い、私が狂言を観に行きました。
(兄は狂言だけでなく、落語やコンサートや、その他色々なチケットを買っていたらしいのですが全て行けなくなったのです。)

大阪能楽会館での「天空狂言」です。


狂言を観るのは二度目。
普段は観客には見せていない社中のお正月の行事である舞初式が演目としてありました。

開場して直ぐの状態で撮った舞台の写真。

舞初式のための神棚が設えられていました。
普段はないものです。

舞初式では狂言の古い形というか、神様への奉納という祝言性を垣間見ることができます。

後、2演目あったのですが、どれも私には初見です。

着物を着て見に来ていた人もいましたが、私は洋服でした。

お正月ですし、狂言なので私も着物で行くことをチラとは考えたのですが、二日は訪問看護士さんが来る日でした。
お正月二日から看護師さんが仕事をしている横で着物の着付けをして出掛けるそぶりを見せるのも何ですので。

ちなみに看護師さんの存在は大きいです。
兄に色々と言ってくれますので。
その時だけは何とか聞いてくれます。その時だけですが。

なんとか乗り切るしかないです。





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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (keba)
2017-01-02 23:30:53
あけましておめでとうございます

老人ホームにいる両親にたまに会いに行くだけで
あたしなんか帰りの飛行機で熱が出るので
そりゃ大変だと思います、みどりさん。

お体大切になさってくださいね。
気分転換ができるもの、たくさん見つけてください、
それから、看護師さんのような他人の力を活用されますように。
あ、釈迦に念仏かもしれないけど(苦笑)
keba様 (みどり)
2017-01-03 09:27:36
コメント、ありがとうございます。

確かに、他人の力は大きいです。
病院で、病院の看護師さん、来てもらうことになった訪問看護士さん、病院のソーシャルワーカー、ケアマネ、そして私で、カンファレンスを行い、兄の場合の問題点を話し合いました。
ですから、訪問看護士さんも私の状態をよく理解してくれています。
何かあったらすぐ連絡するよう言われています。二日に一度来てもらう予定ですし。
それだけでも心強いです。

現役で働く女の人達って、頼もしいなぁって、つくづく思います。
困りましたね (pukariko)
2017-01-03 11:51:36
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

お兄様、困りましたね。
病気にきちんと向き合わない・・・
お兄様にはお兄様の人生観、死生観があって、
そうさせているのかもしれませんが、
そばにいる以上ほっとくわけにもいきませんしね。
でも時の経過とともに心境に変化(病気の拒否→諦め→受容)があるかもしれません。
今の状況が続くとは限りません。あまり悲観されませんように・・・。
pukariko様 (みどり)
2017-01-03 20:59:41
明けましておめでとうございます。
こちらこそ、宜しくお願いします。

二日の看護師さんの言葉、というか説得、兄にこたえたみたいです。さすがプロ。
看護師さん、優しく脅してましたので。
今日は、ちょっと人の言うことを聞くようになりました。
病院の看護師さんとは少し違うような。
それとも時の経過もあるのでしょうか。

ただ、自分でやる医療的ケアをちゃんとやっているかどうかは不明。
この調子が続けば良いのですが。

みどり様 (晴れ後曇)
2017-01-04 06:50:38
今年もよろしくお願いします。

みどり様は本当に優しい方だと思いました。
いくら仕事とはいえ看護師さんが来られる日に、
着物を控えた辺りお人柄がしのばれます。

新年の狂言チケットは中々入手出来ないのでは?
素晴らしいものを鑑賞できたのはお兄様のお陰ですよね。


晴れ後曇様 (みどり)
2017-01-04 16:44:30
私、着物を着るのに結構モタモタしてしまうので、時間的に看護師さんが来る時と重なってしまいますし、それで遠慮しました。
二日の朝9時から他所のお宅でお仕事。看護師さん、仕事とはいえ偉いです。

狂言、そんなに入手困難なものでもないと思います。
チケット、ずいぶん無駄にしたのですよ。
もったいない・・・。
あけましておめでとうございます (しまそだち)
2017-01-04 16:47:27
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

まぁお兄様大変ですわね
聞き分けの無い兄弟の苦労は お察し申し上げます
こちらは年末問題の義妹が 姑の施設に行かずに過ぎたようで
それだけでも安心の年末年始となりました

お兄様 相当の 風流人でいらっしゃるのですね
狂言なんて  TV中継くらいしか観たことありません

病気になって 聞き分けが 無くなるのか
聞き分けの無い人が 病を得て 益々頑固になるのか ?

自分自身は、可愛い病人になろうと 期しております

どうぞブログで発散なさってくださいね
しまそだち様 (みどり)
2017-01-04 20:43:50
兄は、ケアマネさんに言わせると「自由人」だそうです。
私に言わせると、ただの「変人」です。
兄は今まで大きな病気をしたことがなかったので、受け入れるのが難しいのかもしれません。
昔から頑固でしたしね。

私も可愛い病人になるつもりです。
その方が得だもん。(笑)


頑固は損 (にゃんころりん)
2017-01-04 21:14:00

あけましておめでとうございます。
いきなり重い年明けになりましたね。
家族は病人を支えることしかできないので、結局は本人が病気と向き合っていくしかないのですが、”自由人”だと素直にきいてもらないのですね。
ずっと健康だったのでしたら、「なんでオレが!?」という拒絶反応もあるかも知れませんし(経験者σ(^_^;)、病人になってしまったという恐怖もあるかも知れませんね。
なんにしろ、看病疲れで共倒れになりませんようご自愛ください。
にゃんころりん様 (みどり)
2017-01-05 16:42:54
齢は食っていても妹の立場で何か言っても難しいもんがあります。
頼りは看護師さんです。
でも、結局、本人の自覚ですから。
なんか(悪化)があって、それで自覚するというのも一つの方法ですからと、看護師さんも本人の前で言ってました。

素直にさっさと必要なことをやってくれればお互いに楽なんですけど・・・(;´д`)

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