緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

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スズちゃんのこと

2016年05月29日 | 
スズちゃん、最近よく吐くようになりました。

以前はあわてて食べ過ぎて、カリカリをそのままというような吐き方だったのですが、最近は薄茶色のクリームシチューのような吐しゃ物です。
それだけではなく、食欲もなく本当にしんどそうに寝ていたり。

先日、兄と一緒に行きつけの病院に連れて行きました。
お医者さんは触診して、胃腸の病気ではないこと。腎臓の辺りにゴツゴツしたものがあること。
自分のところでは詳しいことは分からないので、詳しい検査や難しい手術も可能な、大きな病院で診てもらうことを勧められました。対症療法的なことなら自分の病院でもできるとも。

お話を聞きながら私は治療台の上のスズちゃんをフンワリと両手で抱いていましたが、緊張のせいかスズちゃんは時折体を小刻みに震わせていました。家ではしないことです。
恐怖からか、病院に来る時もキャリーケースの中でも「グェーグェー」といった感じの酷い声で鳴いていました。

スズちゃんは、元は地域猫ですので、確かな年齢は分かりません。でも我が家に来てから10年以上経っていますし、連れてきた時、お乳も大きかったので、たぶん子供を産んだ経験もある筈です。

スズちゃんの年齢から考えて、私としては、ストレスや痛みのかかる治療はせず、自然に逝かせてあげたいと思いました。
スズちゃんが10歳以下の猫ならば、多少の苦痛は伴っても治療したかもしれません。
まだ若い猫で、何度も辛い手術を受けさせて、結果、死なせてしまった猫も過去にはいたのです。

設備の整った病院で検査くらいは受けさせても良いとは思いましたが、兄はそれさへもしたくないようでした。確かに、車で運んで行くだけでもスズちゃんにはストレスなのです。

そういうわけで、スズちゃんは家にいます。
スズちゃんにとっての最大のストレスはミーちゃんの存在ですが、そればっかりはどうにもなりません。
スズちゃんを、甘やかして甘やかして、日々を過ごさせてやろうと思います。
そのせいか、嘔吐は止みました。一時的なことなのかもしれませんが食欲もあります。

声を掛けると喜んで甘えるスズちゃんです。

休んでいるスズちゃん。

一方、庭で我が物顔のミーちゃんです。


庭では花々が咲き競っています。
数年ぶりで咲いた睡蓮。

ヘメロカリス(デイリリー)とドクダミ。

満開のサツキツツジ。


何事もないかのように季節は繰り返しています。