お家の近所には、スナックや小料理屋さんが軒を連ねる小路があります。
この小路は銭湯の裏手ですので、夜には 「 お風呂帰りに ちょいと一杯♪」 のおぢ様たちの笑い声や歌声が洩れてきたりして、結構賑やかです。
私は、この小路をスーパーからお家への近道として、よく通ります。
先日も お買い物の帰りに通りました。
16時頃だったでしょうか…どのお店も ぼちぼち開店準備を始めていました。
すると、ある小料理屋さんの軒先に置かれた植木鉢の陰で、何やらゆらゆら動く物を発見しました。
「 もしかして…尻尾?」
歩くスピードをゆるめて、そ~っと近付くと…?
「 のりちゃん…。」
小料理屋さんのお隣のお宅で飼われていると思しき猫:のりちゃんです。
のりちゃんが、扉の前をウロウロウロウロしています…。
格子の間から中を窺っては、ウロウロ…。
ちょっぴり背伸び(?)して覗いては、ウロウロ…。
右へ左へ行ったり来たり…。
「 のりちゃん♪」
呼び掛けても、のりちゃんは 小料理屋さんの前でウロウロしっぱなしでした。
小料理屋さんの中で、お魚でも煮ていたのでしょうか?
鶏でも焼いていたのでしょうか?
もしかしたら、のりちゃんも 「 ちょいと一杯♪」 と言っていたのかも知れませんね…。