みやま健二さんへの【Virtual書き下ろ詞】は今回で12篇目。すこし
間があいたが他意はない。それどころかいつもどんな記事投稿も
見てくれているようなので当方も感謝の気持ちを表さないとアキマヘン。

貴船川情歌

おなじ宿命(さだめ)を 流れてゆくか…
云えば迷わず うなずく女(ひと)よ
無駄にできない 命をふたつ
浮かべて映す 川床涼し
情け深まる 貴船川

通りすごした 貴船の古社(やしろ)
縁(えん)と呼ぶには 今さらなれど
せめてつなごか 細白指(ほそしらゆび)を
みどりは深く 思いは熱く
夏の道行き 貴船川

二十日ホタルに なるのは嫌と
目もとぬらして つぶやく本音
あたり前だと 強くは云わぬ
似たものどうし 京 奥座敷
瀬音しみじみ 貴船川
詞(うた)のなりたち:京都の夏の風物詩のひとつ〈貴船の川床〉は真夏の炎天下でも平均気温23度と京都市内の温度より10度は低く床に腰を下ろした途端にすっと汗が引いていくと言われる。京都を題材の詞もいくつか書いているが今回は貴船にたどり着いた次第。
(画像をお借りしました)
間があいたが他意はない。それどころかいつもどんな記事投稿も
見てくれているようなので当方も感謝の気持ちを表さないとアキマヘン。



貴船川情歌



おなじ宿命(さだめ)を 流れてゆくか…
云えば迷わず うなずく女(ひと)よ
無駄にできない 命をふたつ
浮かべて映す 川床涼し
情け深まる 貴船川



通りすごした 貴船の古社(やしろ)
縁(えん)と呼ぶには 今さらなれど
せめてつなごか 細白指(ほそしらゆび)を
みどりは深く 思いは熱く
夏の道行き 貴船川



二十日ホタルに なるのは嫌と
目もとぬらして つぶやく本音
あたり前だと 強くは云わぬ
似たものどうし 京 奥座敷
瀬音しみじみ 貴船川

(画像をお借りしました)
ロングビッグヒット作には及ばないものの(失礼!) 業界ランキング
など資料を遡ってみると良い結果をランクや数字で証明している
松尾雄史さん。【Virtual書き下ろ詞】は今回で10篇目。
21才デビューの翌年2013年からの【Virtual書き下ろ詞】を見ると
詞のテーマも雰囲気も大きく成長しているのが我ながら興味深い。



詞(うた)のなりたち:これはまた絵筆に摩訶不思議な意味が含まれて・・・ 彼も7月で30歳になった。すること為すことオトナで
ゴザイマスから・・・ (画像をお借りしました)
など資料を遡ってみると良い結果をランクや数字で証明している
松尾雄史さん。【Virtual書き下ろ詞】は今回で10篇目。
21才デビューの翌年2013年からの【Virtual書き下ろ詞】を見ると
詞のテーマも雰囲気も大きく成長しているのが我ながら興味深い。



「愛の絵筆」


髪を切ったと聞けば 絵を書きにいった
口紅(べに)を替えたのに気づき 唇を奪った
・・・拒んでもいいんだよ
耳もとでささやけば 絵筆が炎(ひ)になって
底なしの愛の奈落へ 堕ちてゆく二人
人にまぎれていても 香りで判る
酒を飲みたいと言えば 隠れ家を択んだ
・・・じゅうぶんに女だよ
うしろから抱き寄せば 絵筆が這うような
湿めやかな愛の亀裂に もつれ合う二人

しなだれて手を貸せば 絵筆は闇に溶け
求め合う愛の褥(しとね)で 刻(とき)を断つ二人


髪を切ったと聞けば 絵を書きにいった
口紅(べに)を替えたのに気づき 唇を奪った
・・・拒んでもいいんだよ
耳もとでささやけば 絵筆が炎(ひ)になって
底なしの愛の奈落へ 堕ちてゆく二人
人にまぎれていても 香りで判る
酒を飲みたいと言えば 隠れ家を択んだ
・・・じゅうぶんに女だよ
うしろから抱き寄せば 絵筆が這うような
湿めやかな愛の亀裂に もつれ合う二人

しなだれて手を貸せば 絵筆は闇に溶け
求め合う愛の褥(しとね)で 刻(とき)を断つ二人



ゴザイマスから・・・ (画像をお借りしました)
青山新さんが歌番組で〈もう一度逢いたい〉を唄いはじめたら
つねづねファンの八代亜紀さん登場で号泣したYoutube動画を
UPした人のカウント数が20万回を超えたようだ。
その自然な感情をあらわにした様子は、本人には知名度と好感度が一気にUPしたろう。
この【Virtual書き下ろ詞】は3篇しか書いていないが、それがどうした、ってところか・・・

詞(うた)のなりたち:歳が似通ったいわゆる〈演歌男子〉が
各レコード会社にほどよく何人かいて、とはいえ誰が突出して
ブレイクするかとなると似たりよったりだが諸事情はいろいろ。
レコード会社と事務所のチカラ、作家陣の取り合わせと質、
そして結局はメディアへの露出。攻めがなければ勝ちはない!
(画像をお借りしました)
つねづねファンの八代亜紀さん登場で号泣したYoutube動画を
UPした人のカウント数が20万回を超えたようだ。

その自然な感情をあらわにした様子は、本人には知名度と好感度が一気にUPしたろう。
この【Virtual書き下ろ詞】は3篇しか書いていないが、それがどうした、ってところか・・・

湖(うみ)のこころ

今とびたった 白鳥(しらとり)は
還らぬひとの 化身だろうか
だいじな人を いのちの人を
あのとき何故 目を離したのか
湖よ 湖よ あのひとを責めないで
この湖が ある限り
何度でもここへ 詫びにくる

ほら 咲きひらく 花がある
見てくるからと 岸へ走った
いとしい人に 愛する人に
言葉を何故 かけなかったのか
湖よ 湖よ あのひとは悪くない
この湖が とても好き
そう言った声が 胸を射す

湖よ 湖よ あのひとは僕の宝(もの)
この湖は 知っている
どんなにか愛が 真実か・・・

今とびたった 白鳥(しらとり)は
還らぬひとの 化身だろうか
だいじな人を いのちの人を
あのとき何故 目を離したのか
湖よ 湖よ あのひとを責めないで
この湖が ある限り
何度でもここへ 詫びにくる

ほら 咲きひらく 花がある
見てくるからと 岸へ走った
いとしい人に 愛する人に
言葉を何故 かけなかったのか
湖よ 湖よ あのひとは悪くない
この湖が とても好き
そう言った声が 胸を射す

湖よ 湖よ あのひとは僕の宝(もの)
この湖は 知っている
どんなにか愛が 真実か・・・

各レコード会社にほどよく何人かいて、とはいえ誰が突出して
ブレイクするかとなると似たりよったりだが諸事情はいろいろ。
レコード会社と事務所のチカラ、作家陣の取り合わせと質、
そして結局はメディアへの露出。攻めがなければ勝ちはない!
(画像をお借りしました)
11年目のこのMyブログ、UPした記事は【Virtual書き下ろ詞】以外の記事も含めると今日で2390の数になった。並行して続けているFACEBOOKは誰が〈いいね〉などくれたか分かるので、ある意味
記事の書き甲斐があり出来具合や評価が判断できるのはいいが何百人も〈友達〉がいながらほとんど間断なく見て読んでくれているだろう人の割合は1%にも満たないふがいなさ!(まぁそんなことを他者に言ってもしょうがない・・・) てなわけで最近こまめに記事に足あとを残してくれ始めている人に〈桂竜士〉さんがいる。
ご存知〈真田ナオキ〉さんの父上だ。親子で同じレコード会社でコンスタントに新曲を出せることは無上の喜びでしょう。【Virtual書き下ろ詞】真田ナオキさんにはこれまでに4篇、桂さんには2篇を書いてきた。今回は桂竜士さんに3年ぶりの書き下ろ詞です。

詞(うた)のなりたち:歌手も見栄えやイメージで大方は唄う歌も特段の冒険はしないものだ。類型や亜流を嫌う自分は破綻はほどほどに、発想や言い回しに工夫を加えて(勝手に想定している)歌手の新しい面を創り出したいと思い書いている。今回のこの書き下ろ詞も完全無欠ではなくままならぬ状況にちょっとした弱さを吐露する男を書きたかった・・・ ちなみに〈流人〉とは、流罪の刑を受けた人。罪に問われて、辺境地や離島などへ追放される人。の意味ではあるがここでは、果たせなかった約定を男の非、ふがいない弱さで身をひく、という設定にした。(画像をお借りしました)
記事の書き甲斐があり出来具合や評価が判断できるのはいいが何百人も〈友達〉がいながらほとんど間断なく見て読んでくれているだろう人の割合は1%にも満たないふがいなさ!(まぁそんなことを他者に言ってもしょうがない・・・) てなわけで最近こまめに記事に足あとを残してくれ始めている人に〈桂竜士〉さんがいる。


松江流人行(るにんこう)

萩を散らした 手描きの帯の
うしろ姿を 忘れるもんか
逢わずに行くと 答えを出して
風の夜明けに 松江を発てば
宍道(しんじ)の湖(うみ)が あふれるほどに
きみの涙が 俺を 流れ人にする

残り半年 忍んでくれと
云った言葉を 果たせなかった
焼けつくほどの 夕陽の朱(あか)は
耐える女の 心の色か
出雲の御祭神(かみ)に 祈りをかさね
きみは一途に 俺を 信じ待ったのに

骨が鳴るほど 身ぐるみ抱いて
詫びる男の せつなさ辛さ
眠れぬままの ひと夜の宿に
名残り惜しむか 啼く鳥さえも
松江を出れば 後引くばかり
きみを呼んでも 俺は 流れ人だもの


萩を散らした 手描きの帯の
うしろ姿を 忘れるもんか
逢わずに行くと 答えを出して
風の夜明けに 松江を発てば
宍道(しんじ)の湖(うみ)が あふれるほどに
きみの涙が 俺を 流れ人にする


残り半年 忍んでくれと
云った言葉を 果たせなかった
焼けつくほどの 夕陽の朱(あか)は
耐える女の 心の色か
出雲の御祭神(かみ)に 祈りをかさね
きみは一途に 俺を 信じ待ったのに

骨が鳴るほど 身ぐるみ抱いて
詫びる男の せつなさ辛さ
眠れぬままの ひと夜の宿に
名残り惜しむか 啼く鳥さえも
松江を出れば 後引くばかり
きみを呼んでも 俺は 流れ人だもの

