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❤いつも心に詞(うた)を置いて🎤あの歌手あのartistに【new!Virtual書き下ろ詞】

2438篇超の演歌・歌謡曲 J-POPの私の書き下ろ詞!ほぼほぼ毎日【new!Virtual書き下ろ詞】

杏まりな💌「片道書簡」🎤古い映画のオチになる…🎼【new!Virtual書き下ろ詞】

2021-11-28 | 歌好きの表現びと
杏まりなサン【Virtual書き下ろ詞】7篇め。 杏まりな
惚れてるオトコはどこか無頼ふうで女性の気持ちなど忖度しない。ならばと書簡をしたためるがそれとて返事などあてにならない片道もの。だけど人ってのは何かしら書けば、文にすれば気持ちが落ち着くってことありそう。そこがこの詞の着眼点。

「片道書簡」           
28a

28b
アタシがどんなに本気かと
わかってもらうにゃ 素足になろう
冷えた板の間 根性入れて
ザラッと並べたペン選び
今日は濃い字の文(ふみ)を書く

あン人 合鍵持ってても
留守どき戻った 気配がしない
八年続けている酒場(みせ)
出向いて扉のすきまから
片道書簡をすべらせる
28c


挨拶ぐらいはきちんとね
こころで叱って 顔には出さず
先にしゃべってくれたらいいと
だんまり続ける身がつらい
だって惚れてる人だもの

28d
七日に一度は来てくれりゃ
いつでも止めれる 片道書簡
どうせスマホはブロックしてて
つのる思いを伝えなきゃ
古い映画のオチになる

そんな年令(とし)でもあるまいし
そんな年令(とし)でもあるまいし…

(うた)のなりたち:杏まりなサンにはこれまでにもさまざまな
色合いのジャンルで書いてきた。今後も含めいずれ本人にどの書き下ろ詞がピタッときたか聞いてみたいものだ。
というわけでますます異色めいた詞(うた)に突入の兆し(笑)
(画像をお借りしました)

とがわえつこ🌼「びいどろの花」🎤退屈を 癖にしてはいけない…🎼【Virtual書き下ろ詞】     

2021-11-13 | 歌好きの表現びと
こんな詞は好きじゃない、まぁいいんじゃない…etc. ずいぶん多く
書いていてもFACEBOOKやTwitterみたいにリアルに反応が届かないのがブログの脆弱なところ。書かなきゃいいがさりとて止める理由はないし・・・ これもまた修練という名の背合せの歪みか。
20217月の3
びいどろの花     
22d 22a
頬づえついて 昼下がり
ハッと気づいて おろす肘
いけない いけない 
退屈を 癖にしてはいけない
あたしの好きな ガラス模様
びいどろグラスに ミネラル注げば
色とりどりの 花が咲く

22c22b
夕暮れどきは 窓越しに
流れ雲見る ダイニング
いつもと いつもと
変わらずに 同じ時が過ぎてく
いろんなものを 減らしつづけ
びいどろ細工は 手放せないが
むかしの彼(ひと)は 浮かばない

22e
コトリとさえも 音もなく
明かり手元に ペンをとる
どうする どうする
この先は やるせなさと背合わせ
一行二行 歌を詠めば
びいどろ模様の 見知らぬ花が 
季節を問わず そばにある

(うた)のなりたち:またひとつ書き下ろ詞のヒントを新聞から
見つけた(切り抜き参照)
びいa びいb
〈津軽びいどろ〉びいどろ色、ガラス模様、豊かな色彩、光が差すとさまざまに変化…など知ってイメージが膨らんだ。 蛇足だが、頬杖をつく とは「自分で自分を支えている=ほかに支えるものがほしい」という心理だそうで〈身体の疲れ=心の疲れ〉気づいたときに肘をおろさないと「退屈そう・つまらなさそう・居心地悪そう・態度が悪い・機嫌悪そう」と思われるそうでご用心を。
(画像をお借りしました)

とがわえつこ❤「女の備忘録」🎤愛し恋しの 裏返し…🎼【Virtual書き下ろ詞】

2021-10-22 | 歌好きの表現びと
モノ書きも長くやってるとネタ、ヒント、切り抜きなど種々雑多、増える増える。一行二行はA5版のダイアリーに手書きするが当世
パソコンからの情報は必須で必要箇所などコピーするから、さて
ここで備忘録が出てくる(分厚い手造り) 令和になってからでももう
4冊目になってしまった。そんなこんなでふとひらめいた。
これを歌(歌詞)に出来ないか、と。
20217月の3
女の備忘録

悦2


愛を分け合う 人はなく
憂いをうすめる 酒もない
つぶやきばかり したためて
今日もページを 埋めてる
ひとり・・・ 女の備忘録
悦1

花屋(みせ)に並んだ 花よりも    
路傍の見知らぬ 花が好き
わたしもどこか 似たような
ひとりぼっちの 風無草(かぜなぐさ)
夜更け・・・ 小雨の音を聴く

悦3
思いつきやら ひらめきも
書くたび因(よすが)に 成りもする
日ごとに締める 帯のよぅに
愛し恋しの 裏返し    
綴る・・・ 女の備忘録


(うた)のなりたち:備忘録の類語はいろいろあって全部口に出して復誦したがやっぱり本元がいちばんピッタリきた。演歌ならなおさらで語呂もいい。 (画像をお借りしました)

とがわえつこ❤「火照る月」🎤嗤われついでに 二の腕つねりゃ…🎼【Virtual書き下ろ詞】

2021-09-15 | 歌好きの表現びと

6月の終わりだったか只の月とは思えぬほどハッとする夜半の月を見た。
天気が良く風が穏やかな日は夜がきても窓をあけているから周囲がそれほど建て込んでない
街中の部屋でも空が見えてそれなりに退屈しない・・・ その月の色を何というだろうかと思い
調べたら2番に用いた〈梔子色〉だと合致した。色だけをそのまま詞にしてもなんの面白味も発展もない。
ならば、この色を女性の内面にかさね合わせたらどうか、と転化したのでありんす・・・
20217月の3

火照る月

悦3

悦1 悦2
蛍になろうか 蝉でもいいと
成れぬが承知で 夜(よ)をもて余す
女でよかった 今までだって
一度も思ったことがない
無いものねだりと わかっていても
(からだ)を射抜く 火照る月
あゝ なんとしょう・・・

image007
身ぐるみあずけりゃ 棄てたもおなじ
見返りもとめりゃ 遊び女(め)もどき
チカラの水とは よく云うものと
あおったお酒で 喉を灼く
嗤われついでに 二の腕つねりゃ
梔子色(くちなしいろ)に 火照る月
あゝ お見通し・・・

悦5
区切りがあるなら 幕引きもある
心をのぞく 火照る月
あゝ 情(じょう)なしや・・・


(うた)のなりたち:1270篇以上も詞を書いていてもどんなジャンルに係わらず同じタイトルの詞は
一つもない(自慢じゃないが)逆に、気づいたのが1回あって滅多に思いつかぬタイトルなのに
パクられたことがあった。作品化にならずとも書き手は真剣なんだからふざけたことは
しないでほしいものだ。月1回の書き下ろ詞のデータベースを作成する作業で
ふとそんなことを考えた、のでした!  (画像をお借りしました)


とがわえつこ🎤「ひぐらし夕景」❤わたしばかりが 不幸だなんて…🎼【Virtual書き下ろ詞】

2021-08-25 | 歌好きの表現びと
2019年8月から始めた〈とがわえつこ〉さんへの【Virtual書き下ろ詞】は2年目、今回で17編め。ご当地、自然、街、心、おんな、そして いろいろな花・・・ずいぶん書いてきた。 SNSの手段でやりとりできる方法を持つ相手となら〈書いたUPした、どうだった〉など反応をキャッチボールできるがそもそもこういった形の〈歌書き〉なので相手には望まざりしこと やもしれぬ。当方とて初めに答えありきを望めない、と相成りまする。
まあ、心あらば伝えてよ…であろう。
20217月の3
ひぐらし夕景
えつこ1 えつこ2
母屋の白壁に 夕日があたり
残暑にひときわ 競うように啼く ひぐらし

独りぐらしに 広すぎる
開けずの部屋も 二つ三つ
身内別れを 済ませたあとは
さみしさみしと 夕暮れの蝉

何かしないと 気が滅入る
しようとすれば 手が足りぬ
蚊やり点けても 明かりはつけず
しのび寄る秋 ススキがゆれる
20a IP210414TAN000054000_03
くねった土手道を 登って下りて
この先どうなる どうすると啼く ひぐらし

欲はないけど ちっぽけな
願いも時季(とき)の 運まかせ
わたしばかりが 不幸だなんて
思わないでと 夕暮れの蝉
えつこ4

(うた)のなりたち:古き良き地方、いつぞや一歩分け入った
N県Y村にて各節冒頭の風景に出くわしたことがあった。
そのイメージを膨らませれば秋近し・・・
女性の一日(ひとひ)の心象を書いた。  (画像をお借りしました)