
〈ふうりん草〉なんと素敵な花の名でしょうか。

花の神が鐘の形をした花の姿に変えました。これがフウリンソウの謂れだとか。

長谷川真吾さん、2005年歌手デビュー、もう15年めのキャリア
なれど〈はじめて書き下ろす歌手〉に登場です。
ふうりん草の花咲けど
哀しみ秘めた 花ゆえに
音沙汰途切れ 逢えぬまま
それを運命(さだめ)と 風よ泣かすな
きみに も一度 逢えるまで
うすむらさきの 花の香を
さがして北へ南へと たずね人

流れて秋を また春を
せつなさこらえ つづく旅
ついておいでと あの日言えたら
きみに幸せ やれたのに
はかなくゆれる 花びらに
露おく涙 今もなお 胸を打つ

束ねた髪も 指先も
あの日のままに 美しく
人の気持ちや 胸の痛みを
きみがおしえて くれた人
ふうりん草の 花咲けど
必ず逢える 逢えるよと 旅をゆく
歌のなりたち:釣り鐘状に咲くことからラテン語で鐘を意味する「campana」に由来してついた学名。カンパニュラとか風鈴草とも呼ばれ花言葉は「感謝・誠実な愛・思いを告げる」から思いつき、昭和歌謡の雰囲気を出したかった書き下ろ詞です。
