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❤いつも心に詞(うた)を置いて🎤あの歌手あのartistに【new!Virtual書き下ろ詞】

2438篇超の演歌・歌謡曲 J-POPの私の書き下ろ詞!ほぼほぼ毎日【new!Virtual書き下ろ詞】

長谷川真吾「ふうりん草の花咲けど」🎤うすむらさきの 花の香を…🎼〈はじめて書き下ろす歌手〉【Virtual書き下ろ詞】

2020-08-27 | はじめて書き下ろす歌手
はじめて。

〈ふうりん草〉なんと素敵な花の名でしょうか。27-2命を落とした美しい少女を憐れんで
花の神が鐘の形をした花の姿に変えました。これがフウリンソウの謂れだとか。
27-4
長谷川真吾さん、2005年歌手デビュー、もう15年めのキャリア
なれど〈はじめて書き下ろす歌手〉に登場です。

ふうりん草の花咲けど

哀しみ秘めた 花ゆえに
音沙汰途切れ 逢えぬまま
それを運命(さだめ)と 風よ泣かすな
きみに も一度 逢えるまで
うすむらさきの 花の香を
さがして北へ南へと たずね人
ふうりん草

流れて秋を また春を
せつなさこらえ つづく旅
ついておいでと あの日言えたら
きみに幸せ やれたのに
はかなくゆれる 花びらに
露おく涙 今もなお 胸を打つ
27-1

束ねた髪も 指先も
あの日のままに 美しく
人の気持ちや 胸の痛みを
きみがおしえて くれた人
ふうりん草の 花咲けど
必ず逢える 逢えるよと 旅をゆく


歌のなりたち:釣り鐘状に咲くことからラテン語で鐘を意味する「campana」に由来してついた学名。カンパニュラとか風鈴草とも呼ばれ花言葉は「感謝・誠実な愛・思いを告げる」から思いつき、昭和歌謡の雰囲気を出したかった書き下ろ詞です。27-3 (画像をお借りしました)

渚勝彦「鞆の津みなと歌」🎤胸にともした 常夜燈… 🎼〈はじめて書き下ろす歌手〉【Virtual書き下ろ詞】

2020-08-19 | はじめて書き下ろす歌手
はじめて。
渚勝彦さん、2019年11月に念願のCDデビューを果たしたガンバリ屋。何をどうしてガンバッたかは省くが追い続けた夢、諦めなかった夢が夢でなくなった今、遮二無二、歌の道を邁進してもらいたい。 執筆にTV出演に忙しい知友の音楽評論家・山岸女史がつねづね「やはり歌手はマスコミに露出し世の人に歌を聞いてもらわなければ埋もれたままになってしまいます」とコメントされている。全く同感! ところが今年はとんでもない年、めげずクサらず諦めず、しかない。そんなわけで〈はじめて書き下ろす歌手〉に登場です。
なぎ1

鞆の津みなと歌
なぎ2

沖でぶつかり 分かれる潮流(しお)
まるで二人の 恋待ち港
待てるかい 待てるわと
契りかわした 船番所
走り島から 着く船に
夕日に染まる あなたの影もない
なぎ5

いつも見慣れた むろの木さえも
ひとり歩きを 嘆いてゆれる
恋しかろ 恋しゅうて
胸を涙が 這いあがる
十日待てれば ひと月は
夢路で逢える あなたでいてほしい
なぎ4

入り江 外(そと)海 うち寄す波に    
恋の帆舟よ なぜなぜゆれる
だいじょうぶ 信じてる
胸にともした 常夜燈
消しはしません 逢うまでは
こころで唄う 鞆の津みなと歌

なぎ3

歌のなりたち:渚勝彦さんは広島県福山市の出身。福山ときいて
まず思い浮かぶのが〈鞆の浦〉 福山港の港湾施設には「常夜燈」「雁木」「波止場」「焚場」「船番所」のすべてが全国で唯一残されていて定期連絡船が発着している。瀬戸内海の潮流がぶつかり、分かれる《潮待ちの港》でも知られる。これらをベースにした上で思いついたのが万葉集で大伴旅人が詠んだ歌だった。その一首を拡大解釈して恋歌に仕立て、まずは挨拶がわりの〈ご当地もの〉と相成った。追:〈鞆の浦〉は〈鞆の津〉とも呼ばれる。タイトルにはその方が語呂も字面も良い。 (画像をお借りしました)

青山新「七夕の町よ さようなら」🎤年に一度の 逢瀬なら… 🎼〈はじめて書き下ろす歌手〉【Virtual書き下ろ詞】

2020-08-08 | はじめて書き下ろす歌手
青山新さんはテイチクエンタテインメント創立85周年・芸映創立60周年記念アーティストとして2020年2月にデビュー。8dすごい看板を背負っての鳴り物入り
演歌歌手です。いやはや〈はじめて書き下ろす歌手〉シリーズ
登場が なんぼのもんじゃい、と吹き飛びそうです。
8e 8c

「七夕の町よ さようなら」
808-3 808-2

藍染めゆかたも お揃いで
そぞろ歩いた 平塚の町
そっと渡した 短冊の
思いとどかず 遠いひと
あゝ 七夕の街よ さようなら
8a 808-1
せつない別れが 沁みるよに
祭り半ばの 平塚しぐれ
年に一度の 逢瀬なら
いっそ あきらめ切れるのに
あゝ 七夕の街よ さようなら
8b
また逢うその日は ないものと
云ってきかせる 平塚の駅
胸にくすぶる 名残り灯を
せめて分かって 好きなひと
あゝ 七夕の街よ さようなら

808-4

ひとこと:にっぽん全国平穏な年なら今日は仙台七夕祭り。
日本三大七夕祭りといえば仙台・平塚・安城ですが平塚には行ったことがあります。しかし今年はこの3つとも中止になっています。これだけ大規模な七夕祭りともなれば多くの人が短期間のうちに
集中することは必然ですが、風情も情緒も人情も疎遠にし奪い去るウイルスは人の心をも寂寞としてしまうことでしょう・・・ 
(画像をお借りしました)

新田晃也「母のあさがお」🎤急がずに だけど迷わず生きて… 🎼 〈特集・7月の花〉【Virtual書き下ろ詞】

2020-07-28 | はじめて書き下ろす歌手
7月花2【Virtual書き下ろ詞】ながら、まだまだ書いていない歌手がいます。新田晃也さん、歌手活動55周年ですって! となれば多彩な
作品を唄ってきたであろう。ましてや作詞作曲も手掛ける人で
最近はメディアへの露出で見かけることも多い。
〈特集・7月の花〉の最後は〈あさがお〉は外せません!
新田1 新田2
 
「母のあさがお」
28d

25で僕を産んだ母
70近くても 老いたふうはない
そのくせなんでも ひらがなが
話し言葉や 書く文字に出て
やさしさばかりが沁みている

5月も半ばが近づくと きまって思い出す
そろそろ種を蒔こうかしらと
うれしそうに出してきた袋にも
ひらがなで あさがおと書いてあった
28a
水やりは僕がするよと言えば
暦に朝夕の印しを作り
お願いねと ほほ笑んだ母

28c
夜のうちにつるが伸びるとか
あんどん仕立てとか みんな教わった 
ふた月立つ頃 花が咲き
夏の日差しの 赤 青の花
こころに今でも咲いている

10あさがお
急がずにだけど迷わず生きて
ひと言ひと言に時間をかけて
何かにつけ ひらがなの母

・・・咲いたかいと デンワする僕

5efda7d3-s

歌のなりたち:あさがおをモチーフにテーマを何に定めようかと
思案。連想ゲームばりにつぎつぎ単語を思い浮かべたら母につながった。無論実体験ではないがだからこそ仮想世界を自由に巡り
巡る・・・ (画像をお借りしました)

三木ゆかり「泣きほおずき」🎤縮みの着流し 粋なひと… 🎼〈特集・7月の花〉〈はじめて書き下ろす歌手〉【Virtual書き下ろ詞】

2020-07-26 | はじめて書き下ろす歌手
7月花1〈特集・7月の花〉の4回目は「ほおずき」を選びました。

三木1
おもにBS―TVの早朝にはいくつかの歌番組があって、ほぼほぼ
見ているがまだまだ【Virtual書き下ろ詞】であろうと書いていない歌手が何人かいて順次チョイスしているのですが。三木ゆかりサンもそうだった。 三木ゆかりサンは2017年CDデビューし本格的な歌手活動をしている。
三木3

「泣きほおずき」
26-1

今でも泣けて 仕方がないの
夏のはじめの 失くしもの
好きなあなたは 
ほおずき鳴らして もういない

心あたり 歩いても
かれこれ三年 様変わり
いけませんよね 往生際が
いつまでたっても 悪いから

  短いけれど 恋でした・・・
  わたしの中の ほおずきは
  今でもあなたを つれてくるのです・・・
26-b ゆかた  
どうしてでしょう なぜ恋しいの
器用上手に 吹き鳴らし
あの日あなたは
縮みの着流し 粋なひと

どこでだれに 教わって
子どもの歌など 口ずさみ
消せませんよね 身ぐるみ惚れて
涙で終わった 恋だけに

  短いけれど 恋でした・・・
  わたしの中の ほおずきは
  今でもあなたを 呼んで泣くのです・・・

三木2
歌のなりたち:ちょっと変則の演歌仕立てです。4、4、3節の作りで、頭にあったイメージは「妻から海へ」という楽曲。奇抜な構成ながらとても好きな歌です。  (画像をお借りしました)