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❤いつも心に詞(うた)を置いて🎤あの歌手あのartistに【new!Virtual書き下ろ詞】

2438篇超の演歌・歌謡曲 J-POPの私の書き下ろ詞!ほぼほぼ毎日【new!Virtual書き下ろ詞】

心にのこる この歌1曲★岸洋子「甦る明日」

2017-11-28 | 心にのこる この歌1曲
★厳選シリーズ《心にのこる この歌1曲》も16曲め!
今回紹介するのは 1992年に死去した岸洋子さんが
1971年にシングル発売した「甦る明日」
スケール感のあるメロディと岸さんの抑揚ある朗々とした
歌唱ぶりがマッチして、とても好きな作品です。
岸2

甦る明日
作詞:岩谷時子 作曲:川口真

光を探しながら 歩いた長い夜も
今日は消えて 雲の彼方
夢見た 世界が輝く
 光よ あふれる愛で 愛しておくれ
 あたしの涙の頬に いま口づけを
心に朝を抱いて 仰げば 空は遠く
夜の闇も歌いながら 明日の波間へ出て行く

岸3

過酷な難病と闘いながら歌への情熱と再起への希望を捨てなかった
岸さんの生き方とも重なる「甦る明日」
シャンソンのみならず歌謡曲でも数々のヒットを飛ばしながらも
早逝したことが惜しまれてならない名歌手だった。
ほかにシャンソンの「黒い鷲」「暗いはしけ」についても
書きたかったが、またの機会に…
岸1 岸4
(画像をお借りしました)

心にのこる この歌1曲★西田佐知子「裏町酒場」

2017-11-19 | 心にのこる この歌1曲
★このシリーズに記事をUPするたび、多くのアクセスをいただく
《心にのこる この歌1曲》15曲め、今回紹介するのは
西田佐知子「裏町酒場」 昭和36年(1961)の作品
西1
元々は「花は散りゆく」がレコードA面で、そのB面曲として
「裏町酒場」は収録されていた。発売後「裏町酒場」も徐々に
人気を博した。近年発売されるベスト・アルバムでは
「裏町酒場」のみが収録される機会が多い

「裏町酒場」
作詞: 水木かおる、作曲・編曲: 藤原秀行

酒を飲もうと 生きよと死のと
あんたなんかの 知らぬこと
どうせまともに 生きたって
つらい世間の うしろ指

男なんかにゃ 欺されないと
鼻で嘲笑(わら)って ひくルージュ
夢を持ちなと 云う言葉
それもどこまで 本気やら

弱い女に 帰ってしまう
雨がしょぼつく こんな夜
酒に心を しびれさせ
生きる裏町 灯も暗い


西田佐知子さんのノン・ビブラートの歌唱法と、突き抜ける高音は
どの曲を聴いても堪能できるし、結婚後、単発でもなんでも
へたに出てきて唄ったりしない姿勢に共感できる。
結婚を機に引退するまで、ほんとに好きな歌手だった。
《アカシアの~》も好きだが、少年期に聴いた「故郷のように」や
「涙のかわくまで」も、なぜか忘れられない。
西2 西3
所蔵する超貴重LP「盛り場の女」は、全12曲カヴァーながら
オリジナル歌手を上回るほど素敵な歌唱が聴ける。
西6
オリジナルのお気に入りは
1.裏町酒場
 (尊敬する作詞家/故・水木かおるサンの作詞 最初はB面発売だった。
  のちに同じレコード会社の繋がりで愛田健二と牧村三枝子が
   シングル発売しているが、ともにいい仕上がりになっている)
西5
2.東京ブルース
 (1964年作品 これも水木かおる作詞 出だし2行の詞がいい!)
3.神戸で死ねたら
 (1970年作品 作曲は三木たかし 橋本淳の詞がいい)
4.星のナイトクラブ
 (1969年作品 作詞/橋本淳、作曲・編曲/筒美京平だけにPOPS歌謡の
 さきがけともいえる作品)
5.あの人に逢ったら
 (1968年作品 作詞/岩谷時子 、作曲・編曲/宮川泰 
 宮川ワールド全開の作品)  (画像をお借りしました)

心にのこる この歌1曲★江利チエミ「涙と幸せ」「満ち潮」

2017-11-07 | 心にのこる この歌1曲
《心にのこる この歌1曲》★江利チエミ「涙と幸せ」「満ち潮」
★このシリーズに記事をUPするたび多くの アクセスをいただく
《心にのこる この歌1曲》 14曲め!
今回紹介するのは1982年、45歳という若さで亡くなった
江利チエミさんのオリジナル2曲。
江2 江1
江利チエミは大好きな歌手だった。 もちろん「テネシー・ワルツ」は
言うに及ばないが 、ミュージカルがまだ日本では今ほど
注目されなかった頃に 全盛期のチエミが「キス・ミー・ケイト」で
主演を演じた舞台を 子供の頃見た記憶がある。
以後、お小遣いを貯めてはチエミのレコードをせっせと買った。
思えば日本のミュージカル女優の草分け的存在でもある。
江5
美空ひばりはなんでも歌いこなした別格の歌手だが
チエミもまた本来の洋楽系POPSからJAZZ、歌謡曲、演歌、民謡と
急逝するまで幅広く歌に映画にTV・舞台に大活躍した。
オリジナルでお気に入りを挙げれば  1.涙と幸せ 2.満ち潮
この2曲をはじめ、所蔵する貴重な2枚組のLPでは懐メロから演歌までを
唄っていてその中では 1.唐獅子牡丹 2.思案橋ブルース
3.湖畔の宿 4.九段の母 5.ここに幸あり など
普段聴かれなかったカヴァー曲を唄っていて興味深い。
江3
オリジナルの2曲のうち、 1は1969年《浜口庫之助》作詞/作曲で
派手な曲ではないが浜口メロディーと チエミの歌唱が良くハマって
自分で編集した選集の1番目に収録している。
江6
2はチエミが、しばらく声が出なかった時期を乗り越え 「酒場にて」で
ヒットを飛ばしたあとの1982年、没後発売された遺作。
山口洋子/作詞 森田公一/作曲の歌謡POPSで淡々としたなかに
チエミらしい味のある佳曲でお勧めできる。

今、チエミが生存していたらどんなふうだろう… 
考えると哀切きわまりないから あまり想像したくもない。
まだ若くはあったが、 逆に憶い出を閉じ込めたまま逝ってしまった
けれどどこかしら救われる気がする…  (画像をお借りしました)

心にのこる この歌1曲★三好鉄生「裏町マリア」

2017-11-05 | 心にのこる この歌1曲
★このシリーズに記事をUPするたび、多くのアクセスをいただく
《心にのこる この歌1曲》13曲め、今回紹介するのは
《涙をふいて》でヒットをとばした三好鉄生(現:三貴哲成)が
1984年8月に発売した「裏町マリア」
裏1
この楽曲はベースのメロディーと間奏に《賛美歌312番》の
メロディーが挿入されていること、歌にあわせた女性コーラスの
部分の歌詞があえて微妙に違うことなど、ひと味違った雰囲気の好楽曲!
作詞はあの山口洋子さん、作曲は「グッド・ナイト・ベイビー」
「昭和枯れすすき」「八月の濡れた砂」「どしゃぶりの雨の中で」等の
ヒットを持つ むつ ひろし さん。ともに死去されている。

「裏町マリア」
作詞:山口洋子 作曲:むつ ひろし

あの人だけはと 信じてきました
闇夜の向こうの 小さな明かり
だまされて 傷ついて
恋に生きる女は
生まれたままの 心がほしいの


この作品は数多い作品を遺した山口洋子さんの曲を年代順に
調べ、聴いていた中から見つけた。
また、《白いサンゴ礁》を唄った町田義人が1977年に発売
ザ・キングトーンズが『涙のロザリオ』のタイトルで1987年に発売
これら3作品とも歌手の個性がしっかり滲み出ていて聴きごたえがある。
                      (画像をお借りしました)
裏2 心1

心にのこる この歌1曲★テレサ・テン       「ふるさとはどこですか」

2017-10-28 | 心にのこる この歌1曲
★このシリーズに記事をUPするたび、多くのアクセスをいただく
《心にのこる この歌1曲》12曲め、今回紹介するのは
テレサ・テンが1977年2月1日に発売した「ふるさとはどこですか」
テ1
さてこの歌を何人の人が知っているやら・・・というのもこの頃の
彼女は大きなヒットが途絶えていた時期です。
1985年に紅白初出場になるのはこの曲から8年後のことです。

テレサ・テンが没して22年が過ぎた。
テレサの唄は「愛人」以前のデビュー当時からのほうが好きで
これもそのうちの1曲。作詞は故・中山大三郎。
メロディーの良さに、テレサのやわらかな歌唱がマッチした佳曲。

「ふるさとはどこですか」
    作詞:中山大三郎 作曲:うすいよしのり 編曲:竜崎孝路
  ふるさとはどこですかと
  あなたはきいた
  この町の生まれですと 私は答えた
  あ… そして あなたがいつの日か
  あなたのふるさとへ
  つれていってくれる日を 夢見たの
  生まれたての この愛の
  ゆくえを祈ったの


没後はあらためては聴かなくなったテレサの唄だが
ほかには、「遠くから愛をこめて」「雪化粧」
(初回吹き込み盤がいい)がお気に入り。
テ2
やはりいい作品は知る人ぞ知るで、由紀さおりサンが
2016年に発売したカバーアルバム『あなたと共に生きてゆく
〜由紀さおり テレサ・テンを歌う〜』に収録した。
テ3