風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

生きる

2024-08-17 22:44:33 | こころ
映画『「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち』
の上映が明日ある

あの津波のいたましい犠牲者大川小学校の児童たちの
遺族の裁判のドキュメンタリー映画

東日本大震災の津波の押し寄せるさまは
あの日見たTVの映像が今もまざまざと思い出す

夢中で私は早く早くと手を差し伸べる
また押し寄せる波に負けじと力いっぱい逃げる

TVの前ではどうすることもできないし
近くにいたとしても足手まといにしかならないだろうけれど

必死に早く早くと祈った
あの日から

熊本でも石川でも大きな地震が起きた
先日の日向灘で起きたスローな動きの地震は

私達を南海トラフ大地震の恐怖にさらした
いつ起きるかわからない地震の恐怖

寺田寅彦先生の随筆選集
『地震雑感/津波と人間』に
人間というものは昔から同じことばかり
繰り返しているものだという気がする。
どうしてこういつまでも進歩しない物であろう。
つまりは”経験の記憶”というものが弱いためでは
あるまいか。言いかえれば広い意味ででの”学問”が
足りないためではあるまいか。あるいは、それを
知っていても、その日暮らしの料簡で、それを
気に掛けないためだろうか。とある

我が家の建つ周辺も新しい道がついた折
平安時代から数えて数回の液状化の断層が発見されている

けれどその周辺は新しい住宅地が更に開発されていて
大地震による津波の被害が出るのは必至

そしに私の住む市では
1万8100人の死者が出ると想定されている

ああ持ち家でなければ引っ越しも考えられるけど
いつ来るかわからない地震のために・・そこまで考えない

それが寺田寅彦い先生のいう
それを知っていても、その日暮らしの料簡で、それを
気に掛けないためではないだろうか

便利な生活や楽な稼ぎを求めすぎて田舎を離れ
何か事が起きれば忽ち生活できないこととなる

自治体や国策としての地産地消的自助努力
放置された山林が災害を引き起こすリスクがある

農林業が水を護り人々の暮らしを守る
リニアモーターカー工事が地下水系破壊の疑いがある

人間様の勝手な開発は
自然災害を人災へと繋ぐ

明日は映画の上映がある
『「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち』


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