あなたに
頭や言葉などでは無くて
実際に何も無い空間が
見えてしまい感じられて
しまっている時
その目は
何も無い空間から
生まれている目なのです。
あなたは自分で
自分の姿を目にする事が
出来てしまっているのです。
あなたが
何も無い空間として
生きている時 真っ先に
あなたに見えてしまうのは
何も無い空間としての
あなたの姿です。
そして
何も無い空間は
何の像も結んでは
いませんから全く失われて
しまう事も有りません。
ただ
失われて
しまった様に
感じられてしまう
時が有ります。
それは
何も無い空間に
あなたが何らかの
像を結んでしまった時に
その作られた像の方に魅入り
あなたの目が奪われてしまい
向いてしまう事に依って
あたかも
何も無い空間が
消え去ってしまい
失われてしまった様に
感じられてしまいます。
けれども
実際には
何も無い空間は
一度として失われた事など
有りません。
あなたの方で
一時的に見失って
しまうのです。
そして
あなたが何も無い
空間を見失ってしまった時の
目は あなたが何も無い空間の中に
結んでしまった その像を見る為に
その像自体から産み出された目なのです。
見ているものが
同時に見られている
ものでも有るのです。
何処か
別の所に全てを
見ている人の目が
有る訳では有りません。
生まれて来たものが
同時に そのものを見る
意識と言う目を 視点を
産み出しているのです。
だから
あなたが上辺の
あなたを手放してしまえば
上辺の あなたの世界を見ていた
あなたの目も消え失せてしまいます。
同時に蒸発してしまいます。
そして
そこに現れた
何も無い空間を
見ている目も 何も無い
空間と共に誕生してしまいます。
その時には
もう上辺の あなたの世界を
実感を伴って見る事は出来なく
成ってしまいます。
何処か
遠い世界の様で
あなたとは縁遠い
場所の様にしか感じられなく
成ってしまいます。
何も無い
空間としての
あなたは何も無いのですから
失われ様が無いのです。
あなたが勝手に
あなたの中に像を結んで
しまわない限りは あなたには
いつでも 何も無い空間が見えて
しまっています。
けれども
何も無い空間も
他の物事と同じ様にして
過去へと消え去ってしまい
古い何も無い空間は次から次へと
消え去ってしまっています。
あなたが
何も無い空間を
あなたの中に像として
結んでしまわない限り
あなたの中には
真新しい生まれたばかりの
何も無い空間が次々と
見えてしまいます。
それには
あなたが何も掴まずに
つい今し方の 何も無い
空間さえもが全てが消え去って
しまっている事実を受け容れて
上げてしまう事に依って
古く成った
何も無い空間に
別れを告げる事が
自然に出来てしまい
真新しい
生まれ立ての
何も無い空間を
次々と目にする事が
出来てしまいます。
あなたの中には
本当に何もかもの全てが
次から次へと消え去ってしまい
本当に何もかもが有りません。
それらの全てを
常に看取って上げていれば
良いだけなのです。
そしたら
あなたは本当に
いつも純粋な何も無い
空間が見ていられます。
勿論
あなたは
いつだって純潔で
純粋性そのものです。
だって
常に あなたは
生まれ立てだからです。
毎瞬の様に
産声を上げている
赤ちゃん そのものの
純粋性と共に有ります。
毎瞬の様に
目に鮮やかな
生まれ立ての若葉の
様なのです。
そして
あなたの背後には
壮大な宇宙そのものが
何処までも広がっています。
宇宙が
あなたの
味方なのです。
だって
あなたを包み込む
あなたの身体の周りに在る
空間は何も無い空間でしょう？
そして
その空間は
あなたの中に広がる
何も無い空間と同じ物なのです。
そこは本当は繋がっているのです。
だから
あなたは
生まれ立ての
壮大な宇宙なのです。
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