何も無い
空間としての
あなたの姿は今の
この場の中に いつも
ちゃんと在ります。
もしも
その あなたの事を
見えていなかったり
或いは受け容れる事が
あなたに出来ないと
したならば
あなたは
この場には居ずに
再び何かが出来た
あなたを あなたの中に
置いてしまって
その置いたものが
あなたと成ってしまい
生きているつ・も・り・
の世界に あなたは居る
はずです。
全ての事を
見送り看取って
上げて過去にして
上げていないのです。
現在の中に
過ぎ去った過去を
置いておけていると
信じ込んでいるのです。
あなたが どんなに
信じ込んだとしても
終わったものを この場に
残したり 置いておく事など
誰にも出来ないのです。
それは あなたが
摂理に反する事を懸命に
しようとしている事なのです。
どんなに
あなたが一生懸命に
成ったとしても出来ないものは
出来ないのです。一時的に流れに
逆行する事を力で実行して出来ると
勘違いをしているだけなのです。
そんな事が
一体 いつまで
続けられる事やら
川の流れに
あなたが逆らって
泳いだとしても それは
元気の良い最初の内だけです。
だんだんと
あなたは疲れ果てて
来てしまうしか無いのです。
そして
最後には
泳ぐ事すら
出来ずに流され
始めるしか無いのです。
ところが
あなたは流される事を
酷く怖れています。
それは
あなたが
泳いげているのならば
あなたが目指す場所へと
泳いで行く事が出来るから
まだ良いのですけれども
あなたの精も根も
尽き果ててしまったら
あなたは川の流れに流されて
何処へ連れて行かれるのか
解らない事が怖くて怖くて
仕方が無いのです。
いずれにしても
最後は そう成ります。
そう成るしか無いのです。
それが怖いのです。
それが
怖いのは あなたが
流されてしまったら
あなたが向う方向を自分で
決められずに一体 いつ何処へと
連れて行かれてしまうのかも解らない
ままに流され続けて行く事が あなたは
怖くて怖くて仕方が無かったのです。
詰まらない怖れから
あなたは必死に成って
逃げる為に流れに逆らう
悪足掻きをし続けてしまう
生き方をして来ただけなのです。
あなたの生き方は
あなたのビビりさから
生み出してしまった単なる
逃避に過ぎず 別段 あなたが
必死に成って 命懸けで守るべき
物でも何でも無かったのです。
まだ
あなたが
泳げる内に
あなたの精も根も
尽き果ててしまう前に
あなたの意志で
川の流れに 自らの身を
任せてしまう事を 一度でも
試してみたら良いのです。
あなたに唯一
出来なかったのは
川の流れに あなたの
身を委ねてしまい
川と一緒に
成ってしまい
川と一体と成ってしまい
流されて上げてしまう事だけが
あなたには勇気が無くて今迄に全く
出来なかったのです。
あなたに
足りなかったのは
委ねてしまい 物事が一体
どうなって行くのかを最後まで
見極めてしまう事だったのです。
あなたが
手を出さずに
手を加えずにいると
一体 どうなるのかを
見守り続ける事が あなたには
出来なかった訳なのです。
あなたが
流されてしまった所で
本当は全然大丈夫なのです。
だって
川は やがて海へと
繋がっていますから
あなたは いつか大海へと
出られる様に成っていますから。
最後は
あなたは
大海に出て
大きな海と一体と
成れてしまうのです。
川と一体と成れて
海まで辿り着けてしまった
あなたは今度は海とも一体と
成れてしまいます。
それが あなたが
空へと辿り着けてしまう
事なのです。
川と一体と成る事で
怖れていた あなたが
居なく成る事で あなたは
”無”と成れてしまい。
更に
あなたは
自分など居ないと
解った後の何も無い
空間自体が あなたの
本当の姿だと言う真実を
知る事で海と一体と成る事が
出来てしまうのです。
その
海と一体と
成る事こそが
何処までも果てし無く
広がる ”空”へと あなたが
溶け去ってしまう事なのです。
人は誰もが
此処までの事を
理解した上で軽々とした
人生を生きる事が出来ます。
そこまで
理解する事が
あなたに出来てしまうと
やがて その先に隠されている
更に多くの 生の神秘とも あなたは
出逢う事が出来ます。
だから
そんな所は
早く通過して来て下さい。
まだまだ あなたに明かされていない
生の神秘が 山ほど有りますから。
個人的な
問題が全て
解決されてしまい
自分の内面が静かに成って
しまった人に新たな生の神秘は
解き明かされ開示されて行きます。
でなければ
あなたが混乱して
しまうでしょう？
だからです。
それは
生の あなたへの
慈しみからです。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
誰も知らない楽な生き方
絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
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