この道の果てまで・・・

ただ純粋に ただ一途に歩む時
突如として それまでとは まったく違う
次元の異なる大地が あなたの目の前に姿を現す。

★あなたの愛が 永遠の愛と成る為に 291★

2007-06-25 10:52:20 | Weblog


◇ 何故・そこに至れないのか
     無とは?、空(くう)?とは 2 ◇




その
二つの次元が
生れ出てくるのは

あなたの
身体が
生き始めた後からだ。

では
身体を生かしめているのは 
一体 何か?
あなたじゃないだろう?

だって
あなたが 
あなたを見い出そうとしている
その二つの次元は
身体が機能しているからこそ
生れ出てくるのであって

まだ身体が 
機能していない時には
そんな次元など 生れてはいなかった。

そして
あなたが生かしめているのでも無い
身体を生かしている 何ものかがある。

その何ものかが
あなたの身体を借りて
あなたの身体の中に流れ込んで来て

初めて 
あなたの身体は 生き始める
あなたは その流れ込んだ側であって
流れ込まれた側の 身体の方じゃない。

ちょっと
やっかいな事に
流れ込んだと 同時に

身体は
機能しはじめ
それを 維持しはじめる。

それを
自分だと思い込んでしまう
それと 同化してしまう。

それは
丁度 こんな感じだ。
車を 運転した事の有る人なら解かる

車を
運転すると
ハンドルと アクセルと
ブレーキで車の中に 乗っている人の
思いのままに動く。

運転手と
車が一体化してしまって
同化してしまって
まるで手足の様だ 自由自在だ。

それは 
生きているみたいだ
その車は 生きているみたいだ。

でも
車自体は 生きちゃいない
車が 車を 動かしているんじゃない。

中に
運転手がいて
始めて動き出す・・・。

車が
車自体で
動いているんじゃない。

それを
動かしめている人が
中にいるから動く。

丁度
これと
似た様な 感じだ。

あなたは 
身体じゃない
ましてや その身体が
今までに やってきた事なんかでもない・・・。



茶筒を
想い浮べてごらん
空っぽで 中には 何も見えない。

物質の世界にいる私達には
何も物が 見えない状態の中は
何もないと 判断する

その中に 
確かに 物は 何も無い。
でも “空っぽさ”がある

空間が有る
そして その茶筒自体が
あなたの 身体だよ。

外側の空と
内側の空を
隔てさせている身体。

その内側は 空っぽだ
何もない様に見えるけど
ちゃんと 空間が有る・・・。

そして
茶筒を 隔てた外側には
何処までも 広がる
途方もない 空間がある・・・。

あなたは
茶筒自体でも 無いし
何も有りはしない茶筒の内側の 空問に想像で
描いている過去や未来(目的)や 信念なんかでもない。

あなたは
茶筒の内側の空っぽ
小さな空間だ・・・。

それ自体が
あなたと 
気づいたその時・・・。

茶筒の外側の
どでかい空間と 
ひとつに溶け合ってしまう。

そして
此処こそ
心越えたる処だ・・・。



そうすると
あなたは 何処にでも居る
此処にも あそこにも

あの人の中にも 
この人の中にも
あの木の中にも この草の中にも

小さな内なる
空間を見い出せる。

そして
そう言った内側だけにじゃない
その外側にも いたるところ 空だらけだ。
あなただらけだ。

その あなたは
不可視なるもので 有り
不可死なるものでも 有る

いつも
満ちたりている。

何故なら
あなたは この地点で 
本当の 命の源に・・・ 
大海に・・・大海原に・・呼び方は何でもいい。
初めて 帰れるのだから。

そして
そこには
自然に 湧き起こる
限りない 祝福が有り 感謝が有る
それが 祈りの何たるかだ・・・。




そして
私に出来た事は
あなたにも 可能だ。

何故なら
本来的な所で
あなたと 私はどこも 変るところが 無いのだから。

でも
その気に
成らなかったら
多分 無理では有る。

それを
その気に成れないのを

「 私は 求道者でもないから
そこまでは 必要とはしていなかった 」とか


「 今現在が まあまあ 以前よりも
問題なく進んでくれさえしたら 良いだけだ 」 とか

そんな
誤まかしを
自分に対してしない事。


この最後の
究極の開華以外に
あなたを 落ちつかせてくれる場所など
何処にも有りはしない・・・。

それは 有ったとしても
結局のところ 一時的なものだろう。

人間にとって
残されている たった ひとつの道は
これ以外において 他に無い
これ以外の全ては 誤まかしでしか 無いだろう。

たった
ひとつの可能な道を
塞いでしまう事 それは とても不幸だ・・・。

それは
世にある最大の不幸だ
その道以外の どれを選んだところで

あなたは
あなたの最終の死への
ジャンプの時に 後悔をしてしまうことだろう。

だが 
その時には もう遅い・・・・
その段階では 誰にも助けることなど出来ないのだから・・・。