浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-05-19 00:28:22 | 明来闇去

 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~<
     
             第四 八つの詩句の章 

            七、ティッサ・メッテイヤ


813、邪悪を掃い除いた人は、観たり学んだり思索した
    どんなことでも特に執着して考えることがない。
    かれは他のものによって清らかになろうとは望まない。
    かれは貪らず、また嫌うこともない。

814、ティッサ・メッテイヤさんがいった、―――
    「きみよ。婬欲の交わりに耽る者の破滅を説いて下さい。
    あなたの教えを聞いて、
    われらも独り離れて住むことを学びましょう。」

815、師(ブッダ)は答えた、「メッテイヤよ。
    婬欲の交わりに耽る者は教えを失い、邪な行いをする。
    これはかれのうちにある卑しいことがらである。

816、かつては独りで暮らしていたのに、
    のちに婬欲の交わりに耽る人は、
    車が道からはずれたようなものである。
    世の人々はかれを『卑しい』と呼び、また『凡夫』と呼ぶ。


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