浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2021-04-22 00:34:12 | 明来闇去

 恩師のご著書「思いの中に生きる」より


             神の御心の中で

私たちは神の御心の中に住まわしていただいき、
神の大いなる愛の胸の中に生きさせてもらっています。
そして神様と全く同質同根です。
これをはっきり自覚することです。

この指が私たちなら、肉体が神様です。
親指は親指の使命を果たし、人差し指は人差し指の、
小指は小指の使命を果たします。
全部与えられたその場所に於いてその使命を果たしております。
目は目、耳は耳、鼻は鼻の使命ですね。

それと同じように私たちも、神様のある一部分を
果たさせてもらっています。
「私はこういうことはできません。
できないから神様に申し訳ない」とおっしゃる方があります。
しかし、例えば私は目の役をさせてもらっているとします。
ある方は耳の役をしているとします。
耳の役をしている方が、
「私はよう聞こえるんやけど、見ることはできない。

私は申し訳ない」と言って、
自分を責めては何もならない。
そのかわり目の役をしている人は聞くことができません。
そのように私たちは神様のご意志の何か一つを
ご用させてもらっているのです。
じゃあ、その目的は何か、です。

見る、聞く、嗅ぐ、この使命は違いましても、
そのなすべきことは愛です。
人様へのご奉仕、喜んでいただく愛の行為が指によって
一本一本違いましても、
その目的は全部それに費やされるのです。
それはこの肉体を運営するためにすべてが
協力してくれているのと同じことです。

そして、太平洋の水を一滴汲みまして、
その一滴の水をここに持って来ましても、
太平洋の水とこの一滴の水は何ら変わりません。
全く同質同根、同じものですね。

神様は太平洋であり、私たちは一滴の水です。
ならば、神様と私たちは何ら変わらない全く
同質同根であるということを知った時に、
私たちが何をしなければならないか、
そして何をしたときに神様と
一緒に同じようになれるかです。

そのためにまず知らなければならないのは神様の心です。
その神様の心を知るために、高橋信次先生は、
「神の心を知りたければあの太陽を見なさい」と言われました。
あまりにも有名な言葉でしたね。



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