浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2019-09-23 23:47:08 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


                 第二 小なる章          
 
                   一、 宝

231、〔i〕 自身を実在とみなす見解と
    〔ii〕 疑いと
    〔iii〕外面的な戒律・誓いという三つのことがらが
     少しでも存在するならば、かれが知見を成就するとともに、
    それらは捨てられてしまう。
    かれは四つの悪い場所から離れ、
    また六つの重罪をつくるものとはなり得ない。
    このすぐれた宝が〈つどい〉のうちに存する。
    この真理によって幸せであれ。

232、またかれが身体によって、ことばによって、
    またはこころの中で、
    たとい僅かなりとも悪い行為をなすならば、
    かれはそれを隠すことができない。
    隠すことができないということを、
    究極の境地を見た人は説き給うた。
    そのすぐれた宝が〈つどい〉のうちに存する。
    この真理によって幸せであれ。

233、夏の月の初めの暑さに林の茂みでは枝が花を咲かせたように、
    それに誓うべき、安らぎに赴く妙なる教えを
    (目覚めた人、ブッダが)説き給うた、
    ―――ためになる最高のことがらのために。
    このすぐれた宝が目覚めた人(ブッダ)のうちに存する。
    この真理によって幸せであれ。



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