恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密
心の教えを正しく行うと証がついて回る
病気の原因は自分の心にある
すべてのものごとは原因と結果によって成り立っています。
病気も例外ではありません。
なぜ、病気になるのか、各人がご自分の心の中を探れば明らかです。
怒り、妬み、恨み、愚痴、悲しみ、不平不満などの思いは、
みな不調和な思いです。
これが溜まると病気として現れることが多いようです。
毒素を体の外に排泄する時に起きるという見方もあります。
浄化作用という言い方もできます。
しかし、これはあくまで結果の面を強調した言い方です。
現象化してくる前の原因である心をよく見つめて、
常に誤りの修正を心がけましょう。
不調和な思いを調和した思いに変えていくのですが、
これをしないと、いくら一時的に病気を治してもらっても、
また違う身体の場所に別の症状として現れたり、
時間がたって再発するなどということになってきてしまいます。
根っ子が絶たれない限り、何度でも同じことになります。
業とか因縁とか言いますのは、
こうした本人の心の誤った思い方の癖によって、
言葉や行いにより悪行を重ね、悪因縁をつくります。
このパターンに気付いて、これを軌道修正してはじめて、
わるいカルマから解放されるという形で消滅するものです。
人間に対して神が望んでいるのは、幸せで健やかに生きることですから、
怒りや妬みや恨みや愚痴や悲しみや不平不満などの思いは、
大調和した光そのものの神様の御心からほど遠い思いです。
いわば思いのスモッグとして、神様の光を遮る暗黒の思いです。
神様の光は生命の力そのものでもありますから、心がこうした不調和な思いに
覆われてしまい、神様から来る光が通らなくなると、肉体に病気として現れて
くることになります。
この心を改めるには、よほど反省深い方とか、信仰心に厚く、常に神仏の心に
照らした過ごし方をしているという方でない限りは、
なかなか自分から気付いて改めるというわけには行きにくいと思われます。