~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三 大なる章
七、セーラ
560. かれら(さとりを開いた人々)が、
しばしば世に出現することは、
そなたらにとって、
いとも得がたいことであるが、
わたしは、その(さとった人)なのである。
バラモンよ、わたしは(煩悩の)矢を抜き去る
最上の人である。
561. わたしは神聖な者であり、
無比であり、悪魔の軍勢を撃破し、
あらゆる敵を降伏させて、
なにものをも恐れることなしに喜ぶ。」
562. (セーラは弟子どもに告げていった)、
―――「きみたちよ。
眼ある人の語るところを聞け。
かれは(煩悩の)矢を断った人であり、
偉大な健(たけ)き人である。
あたかも、獅子が林の中で吼えるようなものである。