~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
八、パス―ラ
824、かれらは、「ここにのみ清らかさがある」と言い張って、
他の諸々の教えは清らかでないと説く。
「自分が依拠しているもののみ善である」と説きながら、
それぞれ別々の真理に固執している。
825、かれらは論議を欲し、集会に突入し、
相互に他人を〈愚者である〉と烙印し、
他人(師など)をかさに着て、
論争を交わす。
―――みずから真理に達した者であると称しながら、
自分が称賛されるようにと望んで。
826、集会の中で論争に参加した者は、
称賛されようと欲して、おずおずしている。
そうして敗北してはうちしおれ、(論敵の)
あらさがしをしているのに、
(他人から)論難されると、怒る。