~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三 大なる章
11、ナーラカ
714、道の人(ブッダ)は高く或いは低い種々の
道を説き明かしたもうた。
重ねて彼岸に至ることはないが、
一度で彼岸に至ることもない。
715、(輪廻の)流れを断ち切った修行僧には執着が存在しない。
なすべき(善)となすべからざる(悪)とを捨て去って、
かれには煩悩が存在しない。
716、師は言われた、
「あなたに聖者の道を説こう。
―――(食をとるには)剃刀の刃の譬えのように用心せよ。
舌で上口蓋を抑え、腹についてはみずから食を節すべし。
~ 感謝・合掌 ~