浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2021-01-19 00:15:50 | 明来闇去
 
恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より

         第五章 心の曇りをとるための反省

         反省研修会のこと


先の続き・・・

別にそんなことしなくても自分は間違ったことなどしていないし、
困ってもいないと思う人は、まだ心の奥を探ってみたことのない人です。
誰にとっても、心の奥深くに人に言えないような秘密を隠し持っているという
ことはあります。

それは恥ずかしいことかもしれないし、
二度と思いだしたくないような悲しいこと、忌まわしいことかもしれません。
自分自身に対してさえ、もう記憶の彼方に忘れ去られてしまって、心の奥底に
眠っていることがあるものです。
それを反省によって知った時、

「ああそうだったか。私はなんと罪深い人間だったのか」と思い知り、
また人もそうだったのだと思えてきます。
しかし、それに気付いて、間違っていたと反省できている自分は、
もうそれまでの自分ではないことを知るべきです。
良心はすでに神の御心の中にある神我に属するものだからです。
パアッと光がさすごとく、

それまでの何もわからず、誤った行いをさせていた心の闇は消え去り、
変わって神の子の本質を具現できる自分の心が開発されてきます。
無明の迷っている心も、自分が反省して正直に心の誤りを悔い改めたなら、
すぐに苦しみから救われて楽になっていきます。
明かりがあるところに闇はありません。




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