浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2019-09-15 00:30:02 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章  
         
 
             十二、 聖者

207、親しみ慣れることから恐れが生じ、
    家の生活から汚れた塵が生ずる。
    親しみ慣れることもなく家の生活もないならば、
    これが実に聖者のさとりである。

208、すでに生じた(煩悩の芽を)断ち切って、
    新たに植えることなく、
    現に生ずる(煩悩)を長ぜしめることがないならば、
    この独り歩む人を(聖者)と名付ける。
    かの大仙人は平安の境地を見たのである。

209、平安の境地、(煩悩の起こる)基礎を考究して、
    そのためを弁え知って、
    それを愛執する心を長ぜしめないないならば、
    かれは、実に生を滅ぼしつくした終極を見る聖者であり、
    妄想をすてて(迷える者の)部類に赴かない。



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