恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密
心の教えを正しく行うと証がついて回る
言霊の力と細胞の意識
言葉によって、人の苦しみが消えていく場合があります。
たとえば、極度のノイローゼで家庭崩壊寸前の方が、
講演テープを聞いてくださるうちに、
すっかり健康になってしまった人もおられます。
精神病だけでなく、他の病気でもそういうことがあります。
夫婦でも離婚寸前の方がどれほど救われたかわかりません。
なぜ、このようなことが起きるのかというと、
言葉を通して今まで西に向いていたご本人の心をただ東に向け
換えただけのことなのです。
それにより、たとえ苦しみの世界にいても、
即天国に上がれるのです。
と言いましても、それは言葉で相手の心に命令を下し、
コントロールする催眠術のような類のものではありません。
あくまでも愛の心をもって、相手の迷っている心を呼び覚ますのです。
本人は発想の転換、想念の切り換え、思い変えができる結果、自らを救います。
つまり、自分が本来は神の子であって、
神の御心にそって生活していさえすれば病気などになる
必要もないのであるということが
本人に自覚されたなら、癒されるということです。
その自覚によって、瞬時か少しずつ時間をかけて治るか、
それはケースにもよりますが、確実に快方に向かい始めます。
これらの出来事から見ても、心がいかに大きく
肉体に作用しているかがわかります。
言葉は単に用足しをする道具であるのみでなく、
人の思いのバイブレーションを伝えるものです。
祝詞(のりと)とかお経などは、
神仏のご慈愛や叡智そのものの響きを伝える言霊です。
これを心身の浄化された方が本当に人を救いたいという
気持ちで唱えた時、その効果は現れます。
人様が救われていただきたいという心で神様に祈って、
言霊とともに愛を送ります。
すると、これが相手の方の心と肉体細胞の意識にまで伝わります。
その結果、その方の心と身体そのものに変化が起きるのです。
乱れた波動、不調和な波動、汚れた波動が調整され、調和されます。
もともと肉体細胞も神の光でできていますから、
本来はあらゆるものと調和した状態であるのが自然なのです。