添付のお写真はお釈迦様が菩提樹下で悟りを開いた後、ヴァーラーナスィーの
サールナートにおいて、5人の修行仲間(五比丘)に初めて仏教の教義を説きました。
この初転法輪の地を見学・訪問された時の恩師「長尾弘」先生です。
~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
十二、 聖者
216、自己を制して悪をなさず、若い時でも、中年でも、
聖者は自己を制している。
かれは他人を悩になやまされることなく、
また何びとをも悩まさない。
諸々の賢者は、かれを〈聖者〉であると知る。
217、他人から与えられたもので生活し、
〔容器の〕上の部分からの食物、
残りの食物を得ても、
(食を与えたくれた人を)ほめることもなく、
またおとしめて罵(ののし)ることもないならば、
諸々の賢者は、かれを(聖者)であると知る。
218、婬欲の交わりを断ち、いかなるうら若き女人にも
心をとどめず、驕りまたは怠りを離れ、
束縛から解脱している聖者―――
かれを諸々の賢者は(真の)〈聖者〉であると知る。