浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2020-02-09 00:30:09 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

  
               第三 大なる章 

                七、セーラ

先の続き・・・

そこでセーラさんは、自分の仲間と共に、
独り他人から遠ざかり、怠ることなく、
精励し専心していたが、まもなく―――
諸々の立派な人々がそれを得るために正しく家を出て
家なきに赴く目的であるところの―――
無上の清らかな行いの究極を現世において自ら悟り、
体得し、具現していた。
「〔迷いの生存のうちに〕生まれることは消滅した。

清らかな行いはすでに完成した。
なすべきことをなしおえた。
もはや再びこのような生存を受けることはない」とさとった。
そうしてセーラさんとその仲間とは、
聖者の一人一人となった。
そののちセーラさんはその仲間とともに
師のおられるところへ赴いた。
そうして、衣を一方の(左の)肩にかけて
〔右肩をあらわして〕、師に向かって合掌し、
次の詩を以って師に呼びかけた。
―――