「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

喜べば　喜びごとが
喜びて　喜び集めて
喜びに来る

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

偉大なる　光の王に
導かれ　我が身は
動き口は語らん

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

我が行は　愛の証しと
人言えど　我れを支うる
妻あればこそ

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

満開や　春の嵐に
散る桜　我も散りたし
朽ち果てぬ間に

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

我が道は　易し過ぎなり
幼稚なり　人は言うなり
行いもせで

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

実体の　なき世に生きて
あるものと　思い苦しむ
愚かなる我

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

諸人は　己が都合で坐るなり
我れ　人のため
休むあたわず

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

七年も　ただ一日の
休みなく　よくも坐れり
己れ観つめて

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

行果たし　身はゆらゆらと
新幹線　心満たされ
天界にあり

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

我が法話　テープで聴きし
人々が　逢いて驚く
我が白髪見て

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

我れ重荷　背負いて遠き　
道歩く　荷物降ろすは
この世去る時

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

人の世に　在りて
世になき　我を知る
なき世に在りて　
人の世に在り

「歌集」より。

恩師の歌集「我をみつめて」より

五十路過ぎ　振り返り見ば
我が人生　罪と恥との
罪み重ねなり

「歌集」より。

恩師の歌集「父母の恩」より

我が如き　者の腹より
よくぞこそ　尊き方と
母の言葉や

「歌集」より。

恩師の歌集「父母の恩」より

臥す母を　見舞う時さえ
許されず　他を生かさん故
動く悲しさ