恐怖は、突然やって来ました。
平和な昼寝の最中、爆音に起こされました。
この爆音にはジンクスがあり、嫌なことの前触れなのです。
すぐに安全な場所へ行き、身をかがめて時が過ぎるのを待とうとしたのですが、
同じことを考えている人がいるのか、部屋から追い出されてしまいました。
安全な場所は他にも知っていたので急ぎました。
でも、途中で押さえつけられてしまいました。
必死に逃げようとしたのですが、人間の男性の力は尋常ではありません。
眩しい光が見えました。
すると、テロリスト2人が近づいて来たのです!
私は叫びました。そしてありったけの力を出して逃げました。
テロリスト達が大声で威嚇していましたが、とにかく逃げました。
しばらくして騒ぎが落ち着いたようなのでそっと部屋を偵察しに行きました。
同居人とテロリストは、同じ食卓を囲み、穏やかに談笑していました。
もしかしたら、同居人とテロリストは仲間なのかもしれません。
でも、私は極悪なテロリストを信じたりしません。
安全な場所でテロリストが帰るまで静かに待つことにしました。
早く帰ってくれないかと思っているのに、テロリストに帰る気配はありません。
たまに甲高い声で話しかけたり、身体に触ってくるのですが、ひたすら無視しました。
同居人がテロリストと一緒に笑っているのには、正直いらつきました。
何回も避難場所を変えたのに、テロリストはすぐに私を見つけました。
恐るべきテロリスト、私は死を覚悟しました。
夜になるとなぜかテロリストから食事が支給されました。
毒が入っているかもしれないので、食べに行きませんでした。
テロリストの身体が入らない細く長い洞窟を見つけたので、トイレも我慢してじっと堪えていました。
私はどうしてテロリストが帰らないのかずっと考えていました。
疲れた私は、いつの間にか寝てしまいました。
テロリスト1が私の嫌いなお風呂から出てきました。
「おやすみ。また明日ね。」
ああ、とうとう帰らないつもりです。無視しました。
テロリスト2がお風呂に入りました。
お風呂から出てきて、同居人と話していたとき、私は思い出したのです!
洞窟から一目散に出て言いました。
「テロリストじゃなくてお母さんじゃない!今までどこに行ってたのよ!」
私は怒りもこみ上げていたので、まずは同居人のひざに乗りました。
でも、お母さんも「おいで」というので、躊躇しながらもひざに乗りました。
お母さんは、たくさん撫でてくれて気持ちよかったので、お礼に歌を歌ってあげました。
でも、だったらテロリスト1は誰なのでしょう?
お母さんと親しげにしているのに思い出せません。
主演:猫
同居人1:父
同居人2:母
テロリスト1:夫
テロリスト2:グミの実
平和な昼寝の最中、爆音に起こされました。
この爆音にはジンクスがあり、嫌なことの前触れなのです。
すぐに安全な場所へ行き、身をかがめて時が過ぎるのを待とうとしたのですが、
同じことを考えている人がいるのか、部屋から追い出されてしまいました。
安全な場所は他にも知っていたので急ぎました。
でも、途中で押さえつけられてしまいました。
必死に逃げようとしたのですが、人間の男性の力は尋常ではありません。
眩しい光が見えました。
すると、テロリスト2人が近づいて来たのです!
私は叫びました。そしてありったけの力を出して逃げました。
テロリスト達が大声で威嚇していましたが、とにかく逃げました。
しばらくして騒ぎが落ち着いたようなのでそっと部屋を偵察しに行きました。
同居人とテロリストは、同じ食卓を囲み、穏やかに談笑していました。
もしかしたら、同居人とテロリストは仲間なのかもしれません。
でも、私は極悪なテロリストを信じたりしません。
安全な場所でテロリストが帰るまで静かに待つことにしました。
早く帰ってくれないかと思っているのに、テロリストに帰る気配はありません。
たまに甲高い声で話しかけたり、身体に触ってくるのですが、ひたすら無視しました。
同居人がテロリストと一緒に笑っているのには、正直いらつきました。
何回も避難場所を変えたのに、テロリストはすぐに私を見つけました。
恐るべきテロリスト、私は死を覚悟しました。
夜になるとなぜかテロリストから食事が支給されました。
毒が入っているかもしれないので、食べに行きませんでした。
テロリストの身体が入らない細く長い洞窟を見つけたので、トイレも我慢してじっと堪えていました。
私はどうしてテロリストが帰らないのかずっと考えていました。
疲れた私は、いつの間にか寝てしまいました。
テロリスト1が私の嫌いなお風呂から出てきました。
「おやすみ。また明日ね。」
ああ、とうとう帰らないつもりです。無視しました。
テロリスト2がお風呂に入りました。
お風呂から出てきて、同居人と話していたとき、私は思い出したのです!
洞窟から一目散に出て言いました。
「テロリストじゃなくてお母さんじゃない!今までどこに行ってたのよ!」
私は怒りもこみ上げていたので、まずは同居人のひざに乗りました。
でも、お母さんも「おいで」というので、躊躇しながらもひざに乗りました。
お母さんは、たくさん撫でてくれて気持ちよかったので、お礼に歌を歌ってあげました。
でも、だったらテロリスト1は誰なのでしょう?
お母さんと親しげにしているのに思い出せません。
主演:猫
同居人1:父
同居人2:母
テロリスト1:夫
テロリスト2:グミの実
>昨日読んだときは「これは、グミの実さんの悪夢なのか?」と考え、「怖い!怖い!」と読み進んでいたのですが、「私」は猫ちゃん
でしたか
ふふ。それが狙いだったのでうれしいです。
最初は私(グミの実)の経験を書こうとしたのですが、あんまりショックだったので、猫目線で書いてみました。
これは事実に基づいたフィクションです。
リュウさん家のキジさび猫ちゃんも「爆音」に弱いのですね。
どうしてでしょうね、別に暴行を受けた訳でもないのに。
「知らない人」の怖さが私にはいまいち分からないのですが、その様子を見ていると「テロリスト」並みに感じているようなのでそう表記しました。
今日の猫の様子はというと、コタツ布団を片付けたら、棚とカーテンの間に身を潜めてもう何時間も動きません。
朝方、ねずみのおもちゃで大運動会をするくらい元気だったのですが。
環境の変化にストレスがてきめんに表れるのですね。
見守ります。
実は、昨日読んだときは「これは、グミの実さんの悪夢なのか?」と考え、「怖い!怖い!」と読み進んでいたのですが、「私」は猫ちゃん
でしたか。
我が家の2匹のうちのキジさび猫は、やはり、
「爆音」に弱いです。家猫の仔が里親募集に出されていたのをもらった子ですが、「爆音」には「トラウマ」があるのかもしれません。
嫌なこと…知らない人が来ること
人間の男性の力…66歳の父の力
眩しい光…玄関を開けたときに見えた外の光
テロリスト2人…チャイムが鳴ると知らない怖い人が来ると思っているので
大声で威嚇…「ただいま~」「おじゃましま~す」「猫~、久しぶり~」など