グミの実のお味

私はグミの実を食べたことはありません。こちらは双極性障害の主婦、グミの実のブログです。

屋久島に行った

2008-12-13 21:17:17 | Weblog
もう何日も過ぎてしまったけど、屋久島に行ってきた。
羽田から鹿児島空港へ行って、
鹿児島港までタクシーとリムジンバスに乗って、
高速船で種子島経由で屋久島に着いた。
そこから屋久島空港までバスに乗ってやっとのことで宿に着いた。
移動には、約半日を費やした。終始いい天気だった。

前日1時間しか寝てない&4時起床&昼食抜きの私は、
疲れているのか平気なのか、よく分からない体調だった。

宿にコンビニがあったが弁当やお惣菜はすでに売り切れで
代わりにウィダインゼリーを買って薬を飲んだ。
部屋に案内されて割りとキレイでホッとした。
すぐに温泉に入って、その日の夕食をどこで食べるかガイドブックを見た。
名物料理はレンタカーかタクシーを使わないと行けそうになかったので
一番近いイタリアンにした。
屋久島にまで来てイタリアンなんてと思ったけど、なかなかイケてた。
その日は、9時に寝た。

翌日、トレッキング当日は曇り空だった。
林芙美子が「屋久島は月に35日雨が降る」と表現したらしいが、
今にも雨が降ってきそうだった。
朝食の洋食バイキングを食べ、準備をした。
ユニクロのヒートテックにフリース、トレッキングパンツ、レインウエア。
冬の屋久島には軽装過ぎるかととても心配だった。
なぜなら、前日観光センターで「昨日縄文杉に雪が積もったのよ」と
おばちゃんが言ってたからだ。
でも、思い切ってそのままにした。
宿が用意してくれたお弁当をリュックに入れて迎えを待った。

宿にエコツアーのガイドが来たので車に乗り込んだ。
ガイドが自分よりも軽装だったのでちょっとホッとした。
一緒にツアーに参加するのは60代の夫婦だった。
計4名の参加者だったということを初めて知った。
参加者が少ない方がお得な気がしてうれしかった。

白谷雲水峡へは30分くらい掛かった。
途中、ドラえもんの像が立っていてそれを覚えていてくださいと言われた。
標高が上がるにつれて雨が降ってきた。
やっぱり振ってしまったかと思ったが、今回のコースは苔を楽しむものなので
小雨くらいがちょうどいいらしい。
コースに川を渡るところがあって、前日に雨がたくさん降ると
川があふれてツアーは中止にならざるを得ないということなのでラッキーだった。

白谷雲水峡入り口に着き、トイレを済ませるといよいよトレッキングだ。
別名「もののけ姫の森」と言われる位だからきっとなだらかなんだろうと
想像していたが、初めから木製の階段が視野一杯に延びていた。
息切れしつつも、階段が終わる頃ヤクシカに会えたので元気が出た。
階段が終わると大きな花崗岩の岩場に変わった。
傾斜にはなっているが足場を選びづらく歩くだけで必死だった。
岩場が終わっても、今度は花崗岩の階段が続いた。
慣れてきたのか、歩くことだけに集中。疲れなかった。

山小屋の15分手前にベンチがあったのでそこで昼食をとることにした。
まだ雨が降っていたので、折り畳み傘を広げてお弁当を食べた。
ガイドは、屋久島のお茶(粉末)をお湯を沸かして入れてくれた。
どうして山小屋をすぐ前にしてそこへいかなかったかというと
そこはトイレの臭いがするのだという。
それをすごく嫌がっていたガイドだが、実際行ってみると全然臭くなかった。
どうせなら屋根のあるところでお弁当を食べたかったな。

とうとう「もののけ姫の森」に着いた。
看板のところで記念撮影。
この看板、宮崎駿と揉めてるらしく、
来年には撤去されてしまうかもしれないそうだ。
だから、貴重な一枚となった。
苔であふれる自然の風景に癒された。
風景というほど広いスペースではないのだけど。
でも、他の観光客がいないのは珍しいことらしく、
独占できたことは幸せなことだった。
携帯の写メでも撮ったが、緑色がキレイに映らないのであきらめた。

下りは、怖い。
花崗岩が滑りそうだし、怪我の90%は下りで起こるらしい。
実際、ちょっと滑ってひやりとした。
なるべくガイドの通った足場を選んで下りた。
途中で、「昔の人はどうやって屋久杉を運んだでしょう?」と聞かれた。
私は、紐で結んで引っ張ったと答えたがブー。
正解は、切ったあと平木という屋根の材料に加工してから運ぶのだという。
それで、来た道にあったドラえもんの像のところまで一人50kgほど背負って運んだそうだ。
しかも、運ぶのは女性や子供だったそうだ。
私だったら到底無理だ。

帰りに成り行きでスーパーに寄ることになった。
そこで名物の首折れサバを刺身にしてもらって買った。
ついでにガイドオススメの鶏サシも買った。安かった。
宿で一緒に飲もうとお酒も買った。夫はコーラ。
首折れサバはめちゃくちゃおいしかった。鶏サシもまあまあうまい。
地元のスーパーって穴場かもしれない。
でも、キャベツは398円とかなりお高めだったのであなどれない。

夫は、サウナを盛んに勧めるので温泉でサウナにも入ったが、
我慢したけど3分しかもたなかった。
全然汗なんてかかなかった。痩せにくい体質だ・・・。

夕食はオプション4700円で宿で取ることにした。
贅沢三昧な食事を楽しんだ。
屋久島のもう一つの名物飛び魚もから揚げで出てきた。
あの羽根というかひれが鰻ボーンみたいでおいしかった。

ここまで書いて疲れたので、3日目は省略。
結局、鹿児島港のドルフィンポートで食べたカツどんが一番おいしかった。