夜な夜なシネマ

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『ローマの休日』

2020年05月29日 | 映画(ら行)
『ローマの休日』(原題:Roman Holiday)
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:オードリー・ヘプバーン,グレゴリー・ペック,エディ・アルバート,
   テュリオ・カルミナティ,パオロ・カルリーニ,ハートリー・パワー他
 
またまた大阪ステーションシティシネマにて2本。
 
なんとこれも劇場では観たことがありませんでした。
1953年のアメリカ作品ですから、こういう催し物でかからない限り、
スクリーンで観る機会はない。観なくちゃ。
 
「この作品は全編ローマで撮影されました」と最初にテロップが出ます。
当時はこういうことが少なかったのでしょうかねぇ。
 
オードリー・ヘプバーンのハリウッド映画デビュー作。
彼女が演じるのは某国のアン王女で、ヨーロッパ各国を表敬訪問中。
最後の訪問先はイタリアのローマ。
毎日過密なスケジュールで、つまらないわ、へとへとだわ。
泣きわめく彼女は医師から睡眠剤を投与されるが、
眠たくなる前にふと思い立ち、こっそり王女ひとりで外出
道端のベンチで寝込んでしまい、そこを通りかかった男ジョーが、
彼女を放っておけずに自分の部屋へと連れ帰ります。
 
凄い美人で教養もあるようだが、上からな物の言い方にジョーはカチン。
自分のベッドを横取りして寝息を立てる彼女のことが腹立たしい。
ところが翌朝、アン王女が病気に罹って予定取りやめとのニュースを見て、
いま自分の部屋で眠っているのがまさに王女だと気づきます。
ジョーの職業は新聞記者。こりゃ特ダネになることは間違いない。
職業を伏せたまま、親切な男のふりをしてネタを書こうとします。
 
オードリー・ヘプバーンの可憐さといったら。
グレゴリー・ペックはちょっと私のタイプとは違うんですが(笑)、男前は男前。
 
恋に落ちる流れになるのは見え見えだけど、
最後にふたりが誰もが願うハッピーエンドにならないところがイイ。
観たことがないという人は、人生で一度くらいはぜひご覧を。

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