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『マリアンヌ』

2017年02月23日 | 映画(ま行)
『マリアンヌ』(原題:Allied)
監督:ロバート・ゼメキス
出演:ブラッド・ピット,マリオン・コティヤール,ジャレッド・ハリス,サイモン・マクバーニー,
   リジー・キャプラン,マシュー・グード,アントン・レッサー,アウグスト・ディール他

TOHOシネマズ伊丹で2本ハシゴの2本目。
『君と100回目の恋』に若干うんざりしてエンドロールの途中で退出。
時間がかぶっていた本作の予告編終了まぎわのスクリーンへ。

監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)の大ヒットで
メジャー監督の仲間入りを果たしたロバート・ゼメキス。
あれを超えるヒット作を打ち出すのはむずかしいなか、
『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)でさらに名を上げました。
以降は製作にまわることが多かったようですが、
ここ数年は『フライト』(2012)、『ザ・ウォーク』(2015)などの監督作が。

最近のブラッド・ピット、小汚かったですよね。
『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992)で
世の中にこんなに美しい男性がいるなんてと衝撃を受けて
から25年。
個人的には「ちょっと小汚くなったイケメン」ぐらいがタイプですが、
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)のブラピは汚すぎ。
オイシイ役のわりに、中年太り丸出しで髭ボーボー。
これがブラピだと気づかない人がいても不思議はないくらいでした。

本作のブラピは、25年前ほどとはもちろん言わないし、
もしそうだったらそれはそれで気持ち悪いけれど、美しい。
CGでどこか手直ししたのかしらんとすら思います。
アンジェリーナ・ジョリーとの離婚前、
ブラピの浮気相手ではと噂されたマリオン・コティヤールと超お似合い。
マリオン、めちゃくちゃ綺麗です。

第二次世界大戦中の1942年、フランス領モロッコ
イギリスの特殊作戦執行部に所属するカナダ人諜報員マックスは、
極秘任務を遂行するためにカサブランカの町に降り立つ。
偽装妻として彼と行動を共にするのは、フランス軍の女性諜報員マリアンヌ。
ふたりはラブラブの夫婦を装い、任務完遂のために準備を進める。

ふたりが挑む極秘任務は、ドイツ大使の暗殺。
たったふたりでパーティーに乗り込み、暗殺をはかるのだから、
成功する確率よりも失敗する確率のほうがはるかに高い。
失敗すればふたりとも生きてはいられないだろう。
そんな過酷な任務に向かううち、ふたりは惹かれ合うように。

しかし、見事に任務を成功させたふたりはロンドンで結婚。
空襲下、マリアンヌは可愛い娘アナを出産。
戦争中にもかかわらず幸せな日々を送っていたが、
マリアンヌにドイツ軍の二重スパイの容疑がかかっていると上層部から言われ……。

『恋するベーカリー』(2009)を観たとき、
画面いっぱいに広がるアレック・ボールドウィンのお尻が汚すぎて絶句しましたが、
ブラピのお尻は綺麗でした。画面いっぱいには映らないけど(笑)。

主演のふたりが美しく、ストーリーも飽きません。
彼女は本当に二重スパイなのか、ドキドキ。
ラストのブラピが涙をこらえるシーンはまるで少年のよう。
『君と100回目の恋』では1ミリも泣けなかった私、これはブラピにホロリ。

戦時中の出産の凄まじさに、看護師の方々の職業魂を見ました。
どんな状況下であれ、この世に生まれる命を守る。
これがいちばん胸を打たれたシーンかも。

やっぱりブラピは綺麗なほうがいいなぁ。

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